うまく叱るコツを覚える
部下の行動になんらかのミスがあって、リーダーとして叱らなければならない場合。多くの女性リーダーが悩むのではないでしょうか?人を叱ることは非常に難しく、「後々になって関係が悪くなるのではないか」と不安になってしまうのも無理はありません。
しかしミスやトラブルがあった場合、そのまま放置してしまうのは企業としてもリーダーとしても、非常に危険です。まずは「叱る」という意識をなくし、「客観的に事実を伝える」つもりで説明しましょう。たとえば「○○について随時報告をしていないと、○○や○○においてトラブルにつながってしまう」といった形で、どういったリスクがあるかを伝えます。
頭ごなしに叱るのではなく、「次の改善方法を提示する」「一連の仕事においてフィードバックする」気持ちを持つといいでしょう。
自分でやり過ぎず柔軟に「任せる」
リーダーとなり部下ができると、ついつい頑張りすぎてしまいがち。会社からもある程度認められ、部下からも頼りにされたいと思うと、まわりから見て「仕事をやり過ぎ」感が出てしまうかもしれません。
ついつい仕事をやり過ぎてしまう女性リーダーにありがちなのが、部下から「リーダーは仕事をなにもしていない」と思われるのでは?という不安な気持ちを持つことです。リーダーとスタッフでは、そもそもやるべきこと・役割が異なります。プロジェクトに関わる実務など、ある程度「手放して」スタッフに任せてしまうことも、リーダーとしての大切な仕事です。
スタッフに仕事を任せることは、リーダーとしてスタッフを信頼していることをあらわす行動のひとつでもあります。不安そうな顔でスタッフの仕事ぶりを見つめるのではなく、安心・信頼・自信に満ちた表情で仕事を任せる心意気が、リーダーとしてのスキルを高めることにもつながるでしょう。