2019年8月8日 更新

お金持ちの遊び方は3ステップある?富裕層の段階にみる行動の違い

お金持ちの遊び方といえば、高級スポーツカーのコレクションや、高級店を貸し切ってのパーティなどがイメージされるかも知れません。ただ、このような遊び方をするお金持ちは、富裕層としては「駆け出し」の段階ですね。お金持ちの段階が変われば、遊び方も自ずと変化します。

お金持ちも最後の段階になり、超富裕層ともなってくると、遊び方には社会貢献の要素が感じられることも少なくありません。超富裕層が絵画や彫刻などの芸術作品やアンティークコイン、ビンテージカーなどを蒐集していることは、全く珍しいことではありませんね。当初の動機は節税対策だったり、投資目的であったり、単純に興味を惹かれたりなど、そのお金持ちにより様々です。
ところが、コレクションをする過程で審美眼・鑑識眼が養われ、中にはそのジャンルで一角(ひとかど)の才能を見せる方も現れてきます。そのようなお金持ちの中には、自ら財団法人・社団法人を立ち上げて美術館を作ってしまうような方さえいます。この手の美術館には、有名なものから無名の小規模なものまで、少なくない数が存在します。ちなみに、赤坂のサントリー美術館(東京都港区)も、元々はサントリー会長の佐治敬三氏が「生活の中の美」をテーマとして開いたものです。
また、自らスポーツチームのオーナーになるお金持ちもいますね。実は、欧州のマイナーなフットボールクラブには、いくつか日本人オーナーのチームもあったりします。虚栄心からではなく、本気で若者を育成したい、日本人選手の底上げを図りたい、という志で貢献されている方も少なくありません。自身の資産を役立てて、広く社会の人に喜びをもたらすことを楽しむという、「社会貢献の段階」に達したお金持ちの遊び方と言えるかも知れません。

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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