お金持ちも最後の段階になり、超富裕層ともなってくると、遊び方には社会貢献の要素が感じられることも少なくありません。超富裕層が絵画や彫刻などの芸術作品やアンティークコイン、ビンテージカーなどを蒐集していることは、全く珍しいことではありませんね。当初の動機は節税対策だったり、投資目的であったり、単純に興味を惹かれたりなど、そのお金持ちにより様々です。
ところが、コレクションをする過程で審美眼・鑑識眼が養われ、中にはそのジャンルで一角(ひとかど)の才能を見せる方も現れてきます。そのようなお金持ちの中には、自ら財団法人・社団法人を立ち上げて美術館を作ってしまうような方さえいます。この手の美術館には、有名なものから無名の小規模なものまで、少なくない数が存在します。ちなみに、赤坂のサントリー美術館(東京都港区)も、元々はサントリー会長の佐治敬三氏が「生活の中の美」をテーマとして開いたものです。
また、自らスポーツチームのオーナーになるお金持ちもいますね。実は、欧州のマイナーなフットボールクラブには、いくつか日本人オーナーのチームもあったりします。虚栄心からではなく、本気で若者を育成したい、日本人選手の底上げを図りたい、という志で貢献されている方も少なくありません。自身の資産を役立てて、広く社会の人に喜びをもたらすことを楽しむという、「社会貢献の段階」に達したお金持ちの遊び方と言えるかも知れません。
お金持ちになれる人のお金の使い方には特徴がある
お金持ちになれる人とそうでない人は、稼ぎ方や貯め方だけではなくお金の使い方に違いがあります。お金持ちは小さな出費から大きな出費まで自分なりのポリシーに基づいて決断しています。今回はお金持ちが実践している3つのお金の使い方をご紹介します。