2017.10.18(2020.1.17)
古くから沖縄に住む人々に“神の島”として崇められてきた久高島。
琉球王朝時代に神事がとり行われたその島は、今なお、他の離島とは異なる神秘的なオーラを放っています。
日本全国の島への旅を伝えるレポート、今回は前回に続き、沖縄の離島。神の島として崇められる久高島を紹介します。
琉球王朝時代に神事がとり行われたその島は、今なお、他の離島とは異なる神秘的なオーラを放っています。
日本全国の島への旅を伝えるレポート、今回は前回に続き、沖縄の離島。神の島として崇められる久高島を紹介します。
久高島へ行く前に行きたい!世界遺産、斎場御嶽(せーふぁうたき)
久高島が位置するのは、沖縄本島の南部。
那覇空港から車で40分ほど行ったところにある南城市の知念村からフェリーまたは高速船で20分ほどのところです。
那覇空港から車で40分ほど行ったところにある南城市の知念村からフェリーまたは高速船で20分ほどのところです。
知念には、世界遺産に登録されている斎場御嶽(せーふぁうたき)があります。斎場御嶽とは、15世紀-16世紀の琉球王国・尚真王時代の祭祀などを行う施設だったとされています。
そのチケット販売所の脇にはこんな恋愛成就のスポットが
琉球時代には、斎場御嶽の東の海の彼方に別の世界「ニライカナイ」があると考えられていました。
そして、その途中に位置するのが、今回紹介する久高島。まさに斎場御嶽から見た久高島の風景こそが、聖なるものだったのでしょう。
そして、その途中に位置するのが、今回紹介する久高島。まさに斎場御嶽から見た久高島の風景こそが、聖なるものだったのでしょう。
久高島へのアクセス方法 安座真港から高速船で15分
久高島までのアクセスは、知念にある安座真港から高速船で15分、フェリーで20分。高速船とフェリーが全部で1日6往復、交互に出ています。
フェリーは片道670円。高速船は760円。
フェリーの切符でも、90円を追加で払って急行券を購入すれば、高速船に乗ることができます
だんだんと近づいてきました。
横に長く、一周7.75kmの小さな島です。
久高島を満喫するならレンタサイクルがおすすめ!
久高島を満喫したいなら、レンタサイクルがおすすめ。
ほぼ道は平坦です。
ほぼ道は平坦です。
1時間300円が相場ですが、心配なら1時間500円で電動自転車の貸し出しもあります
周辺にはコンビニも、家も、電線も、自動販売機もありません
まるで時間がとまってしまったかのような風景が続きます。
注意していないと通り過ぎてしまいそう
海があることを示す案内がありました。
目を見張るほどの透明度です
こんな海を独り占めできるなんて、なんとも贅沢な時間。浜辺には、珊瑚や貝殻などがたくさん落ちていました。
久高島は島全体がパワースポット?拝所や祭祀場が点在している
島全体が聖地である久高島では、祈りを捧げたるための拝所や祭祀場がそこかしこに点在しています。「ニライカナイ」から来た神様が停泊する場所だったと言われる「イシキ浜」、星の砂の砂浜「ウパーマ」、様々な祭祀が執り行われる「フボー御嶽(うたき)」、国造りの神、アマミキヨが降り立ったとされる神聖な岬である「カベール岬」。
神聖であるがゆえに、立入禁止になっているエリアも数多くあります。 島全体が聖地なので、観光にあたっては、マナーやルールをしっかりと守ることが求められています。海は遊泳禁止ですし、水着など肌を露出した格好で歩いたり、大きな声で騒いだりといったことも厳禁となっています。
人のほとんどいない島ですが、あちこちで出会ったのが島ネコ。
それから、ヤドカリも、いろんな貝殻を背負ってのんびり歩いていました
パワースポット巡りが好きな人はもちろん、そうでない人でも、悠久の時を感じずにはいられない神の島、久高島。ぜひ、斎場御嶽(せーふぁうたき)とセットでいにしえの時を味わってみてはいかがでしょうか。