2017年12月21日 更新

〈佐渡島庸平〉〜信用を可視化する方法〜インタビュー「宇宙とお金」[第3回]

佐渡島庸平さんに聞く「宇宙とお金」インタビュー最終回です。

2017.12.7
AIにどんなキャラクターを載せるかということが必要になるだろうと佐渡島さんは推測します。AI時代にむしろエンターテイメント業界は必要とされ、強くなっていくという未来予測です。

■エンジニア採用の一次選考をムッタbotにした結果

STAGE編集部:「宇宙兄弟のムッタ」のキャラクターを持ったAIに相談したら、どう答えてくれるだろう、と考えるのも楽しいですね。
佐渡島さん:実はつい最近、コルクのエンジニア採用をムッタbotを使ってやってみたんです。ムッタbotとエンジニアが話し合って、その第一次面接を全部終えちゃうっていう試みなんですけど。
普通にエンジニア採用してたら、1人うちに来てもらうのにものすごく苦労するのに、一瞬で数十人の応募が集まりました。やっぱり面白いとみんな乗っかってきますよね。ムッタと相性診断したり話ししながら、応募ができるって一瞬で拡散して。
STAGE編集部:こういう採用をしているって、コルクだけで告知したんですか?
佐渡島さん:そうです。採用サイトなどは使っていません。僕がどこかの採用サイトで、「うちはエンジニアを大切にしてます」って言っても、信用していいかどうかがわからないですよね。でも、この方法だと、うちのエンジニア力を示すこともできるし、うちの企画力も示すことができる。信用していいってわかるじゃないですか。そうするとみんなが行動して信用が楽に可視化されていくので、いろんなことの話が早い。

■信用を可視化する方法

STAGE編集部:信用ってどうやって作るものでしょう。
佐渡島さん:それは、ほぼブランドってどうやって作るんですかっていう問いとほぼ同じだと思います。
まずは継続性なんですよ。長く続いていないものって人は信用しないんです。あと安定しているかなんですよね。
若い人は、成功しようとしていろやるんだけど、そのいろいろトライしている様子をみて、上司が「お前に任せるよ」なんて、成功確率の高い大きい仕事とかを振ったりはしないわけですよ。
大成功を掴んでやろうと目論んでいる人間を、人は信頼しないんだよと、そのトライしている人間に対して僕ならアドバイスします。それで大成功しても、信用を積み重ねないんだよと。運が良かったねって言われるだけで、おしまいです。
それよりも、毎朝誰よりも早く来て、他人の机をきれいにして、トイレ掃除してる人間の方が、「なんかこの人に任してもいいかも」って、ちょっと大きい仕事を任されると思います。それが成功すると、もうちょっと大きい仕事が任される。そんな風に階段を1段ずつ登っていこう、階段の1番下を踏み固めるのが1番信用が生まれるんだよっていう話を若手にはしています。わらしべ長者みたいな感じでしか、成功って手に入れられないはずなんです。
STAGE編集部:ちょっとずつ進む方が良いということですか。
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