「いつかは住みたい」アメリカ・ロサンゼルスでの生活費

いつかは住みたい世界の街の生活費
多くのハリウッドセレブの豪邸があるビバリーヒルズや、西海岸を代表するビーチがあるサンタモニカなど、人気エリアが集まっている都市、それがLA、ロサンゼルスです。夢の移住計画「いつかは住みたい」ロサンゼルス篇。
2017.8.30
ロサンゼルスを観光で訪れたことのある人なら、きっと「一度でいいからこんなところに住んでみたい」という人も少なくないでしょう。

今回は夢のロサンゼルス移住を目指す人のために、ロサンゼルスで暮らすためにかかる費用を試算し、一か月あたり一体どのくらいのお金が必要なのか、その生活費を項目ごとにご紹介します。憧れのロサンゼルス生活に少しでも興味のある人は、ぜひご覧ください。

ロサンゼルスの家賃はピンからキリまで

ひとえにロサンゼルスといっても、都市自体はとても広いです。だいたい日本でいうところの関東地方と同じくらいの広さといえば想像できるのではないでしょうか。そんな広い都市ですから、家賃もエリアによってピンからキリまでさまざまあります。ただひとつ言えるのは、治安がいい地域ほど家賃が高くなるということで、有名なビバリーヒルズなどは超高級住宅地としてよく知られています。
家賃相場の目安ですが、バス・キッチン付きの部屋を借りる場合、電気代・水道代込みで1,000ドル(約11万円)以下というエリアは極めて少なく、最低でも1,000ドルはかかるとみてよいでしょう。人気エリアになると2,000ドル(約22万円)以上からというところも多いようですが、少しでも家賃をおさえたいという人は、キッチンだけ共同、バス・キッチンが共同などのいわゆるルームシェアタイプであれば、1,000ドル以下で探すことも可能のようです。
ひとつ注意しておきたいのが、賃貸契約を結ぶ際にはSSNと呼ばれる社会保険番号が求められます。日本におけるマイナンバーのようなものにあたるSSNですが、賃貸契約の他にも、銀行口座の開設や運転免許の取得の際にも必要になってくるものなので、移住を希望している人は取得しておいたほうがいいでしょう。

ロサンゼルスには日系スーパーがたくさんある

観光地として名高いロサンゼルスだけあって、やはり外食できるスポットは多く、ファストフードから高級レストランまでありとあらゆる種類のお店がそろっています。ランチなどの軽食程度であれば、一食およそ10ドル(約1,100円)前後ですが、レストランなどに行くと、さらにチップ代が追加されるので意外とかかってしまう印象です。
一方、自炊の場合ですが、ロサンゼルスには意外にも多くの日系スーパーが軒を連ねています。日本でよく見る商品が買えるので、ロサンゼルスに住む日本人にとって心強い味方となっています。気になる価格ですが、日本での価格に比べおよそ1.5倍と割高となっています。
日系スーパーにこだわらないのであれば、現地アメリカで人気のスーパーもたくさんあります。庶民的な価格で人気を博しているものから高級スーパーまで、家賃と同じくこちらもピンからキリまでの価格となっているので、まずはいろんなスーパーへこまめに通い、価格調査するなどして「お気に入りのスーパー」を見つけてみてはいかがでしょうか。
1カ月にかかる食費は外食と自炊を半々くらいと考えて、およそ280~320ドル(約3万1,000~3万5,000円)となりますが、自炊を多めにすればこれよりおさえることが可能です。

広いロサンゼルスは車移動が必須

近年、ロサンゼルスでは地下鉄が整備され電車移動の人も増えましたが、やはり広い都市を網羅する車移動がいまだに根強いです。車を購入する場合、個人売買を利用して最安で3,000ドルくらいから手に入れることができます。ただ、安かろう悪かろうという言葉があるように、メンテナンスが不十分で運が悪ければ整備費でかえって高くついてしまうこともあります。一般的にディーラー経由で5,000ドル以上出せば安全と言われています。
車は購入費用だけにおさまらず、その他維持費も一緒にかかります。主な維持費となるガソリン代ですが、比較的リーズナブルで1か月60~80ドル(約6,600~8,800円)くらいで済みます。また、車にかかる保険代は年間でおよそ1,000ドル(約11万円)ほど、また税金もかかり、こちらは購入価格によって変わるようです。駐車場代は無料のところが多いですが、都市部のある地域では1日20ドル(約2,200円)ほど取られるところもあります。
また、車の購入はハードルが高いという人のために、レンタカーやリース契約という方法もあります。こちらは車にかかる税金もおさえることができます。レンタカーの場合、1か月およそ600ドル(約6万6,000円)ほどで利用することができます。

その他雑費で気を付けるべきポイント

その他雑費についてですが、通信費は無料でWi-fiを使えるスポットが多く、主にネット通信でやりとりする場合にはとても便利です。また。携帯電話代は1カ月あたりおよそ40~60(約4,400~6,600円)ほどあれば大丈夫でしょう。
ロサンゼルスはエンターテインメントの街として、映画やコンサートなどの娯楽が豊富です。映画の都・ハリウッドで映画三昧というのもひとつの楽しみかもしれませんが、交際費を使いすぎてしまうなんてことがないようにしたいですね。
ここで、映画料金についてですが、アメリカでは新作だとおよそ10ドル(約1,100円)、3Dになるとおよそ12~15ドル(約1,300~1,650円)となっています。また、封切りから日数が経つにつれ、どんどん割引されていく
システムがありますので、見たい最新作があっても、少し待てばおトクに観られるかもしれませんね。
ロサンゼルスにおける生活費を見てきましたが、これらを参考にしていただきながら、移住への準備をすすめてみてはいかがでしょうか。