なお、ビジネスパーソン自身が生来の資産家であるケース、家族・親族からの遺産相続でお金持ちになるケース、極めて低確率ですが宝くじファンで運良く高額当選したケースなどは、偶然の産物で自らコントロール不可のため、今回は除外しました。
ビジネスパーソンが低リスクでお金持ちになるには投資が有効?
前述のとおり、一般的な企業に勤務する30〜40代のビジネスパーソンがお金持ちになる現実的な方法は、余裕資金での投資か、独立・起業することだと考えられます。もちろん、既に大企業の正社員として出世コースに乗っている、と自覚できる状態になっている方ならば、このまま社内で順当に昇進することを期待するのも有力な選択肢になり得ます。それでも、お金持ちになるには、「長期間にわたり安定して」資産を増やし、かつ維持できる必要があります。
独立・起業であれば、多くの人に求められる商品・サービスを長期にわたり提供し、安定した売上を確保できるのか、投資するのであれば、投資対象から安定したリターンを長期にわたり得られるのか、この辺りがポイントになってきます。言わずもがなですが、大手企業で上級管理職・役員を目指すならば、10年、20年と長期にわたって、誰から見ても文句のつけようがない突出したパフォーマンスを発揮し続けねばなりませんし、周囲からの人望も求められるケースが多いです。
加えて、社内外の力関係や、社内政治にも通暁して身を処す必要もありますね。このように見てくると、ファンダメンタルズ要因による不可抗力が存在するとは言え、シッカリ学んだ上で、余裕資金を用いた投資を行うことが、多数派の一般的なビジネスパーソンにとっては、最も低リスクでお金持ちになれる可能性が高い方法だと言えそうです。