STAGE編集部:高橋さん自身はお金に対してどう向かい合っていますか?
僕は投資などは性格的に向いていないのでやらないですが、細かくお金をきちんと把握するのは得意だと思うんです。財テクというより、お金を無駄に使わないとか損しないように分かっておくという現状把握ですかね。
例えば、持っている株が下がったら嫌じゃないですか。気分が下がる可能性があるのが嫌なので。その心配がないんだったらいいんですけど。その時間とか意識がもったいないので、お金のことを考えなくてもよいような状況にしておくのが自分にとっての健康第一を実践するひとつだと思っています。
お金を把握するのが得意とは言いつつも、やらなくていいんだったら他のことをやりたいわけで。いまは小規模の会社を経営して働いていますけど、僕の生きたい人生を生きるためには、お金はいくら必要ってことは自分で決めて分かっているんです。それ以上は、別に多く稼ぐ必要はなくて、最低どれぐらいはちゃんと稼がないといけない、と管理している感じですね。
STAGE編集部:必要な分があればよい。だから、お金の現状把握をきちんとするという。
そうです。たまに起業ってどうなのって聞かれるんですよ。そういうときは、年にお金がどのくらい欲しいかで、やることが全然変わるから、それをまず知るべし、と話すようにしています。持論として。
お金との付き合い方とか増やし方って人それぞれだし、僕にとって結局重要なのは健康と笑いだから。幸せな人生、自分にフィットする生き方をするのにお金は大事です。というより、生き方の一部なんでしょうね。
STAGE編集部:高橋晋平さんにとってお金とは何でしょう?
お金は笑いと健康のために使っていて、使わないと生きていけないものといった感じでしょうか。
僕がお金を使う基準って「どれだけ家族が笑うか」で、それで決めているんです。1回でも多く笑うことが重要と信じて生きているんです。ここに行ったら面白い、これを買ったら面白い、これをやったら面白いという基準で僕はお金を使っている。別にこれが勉強になるから投資しようというようには思わないです。
子どもの習い事とか、考えるじゃないですか。習い事も別に楽しくないんだったらいらないし、なにかのためになるんじゃなくて、どんだけ笑うのかが大事で。笑いはどうして必要かというと健康になるために必要なので。だから、僕にとってお金とは、笑いと健康のためのものということです。
「お金とは、笑いと健康のためのもの(高橋晋平)」