11歳の時に運命の出会いがやってきます。なんと、ウォーレン・バフェット氏は11歳で株式投資デビューをしていたのです。この時に購入したシティ・サービスは38ドルで購入後、27ドルまで下落しています。その後40ドルになった時人生初の「利確」を行いましたが、シティ・サービス株は売却後も上昇し続け200ドルにまでなりました。この経験からウォーレン・バフェット氏は株式投資における忍耐を学んだそうです。
ⅲ 師匠との出会い
「賢明なる投資家」の著者であるベンジャミン・グレアム氏との出会いで、ウォーレン・バフェット氏は本格的に投資の道へと進むことになります。ファンダメンタルを基調とした企業分析はこの時に会得したものと考えられます。
3 世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の裏の顔
見てきたように20世紀最強の投資家であるウォーレン・バフェット氏ですが、ユニークな裏の顔を持っています。ここでは彼のユニークな裏の顔と投資信条をリンクさせてみていきましょう。きっと、なぜ20世紀最強の投資家になれたのかが見えてくるはずです。
ⅰ 倹約家である
長者番付トップクラスの資産を保有するウォーレン・バフェット氏ですが、私生活は質素そのものです。なんと60年前以上に購入した故郷にある古い家に今でも住んでいるのです。このことから「オマハの賢人」とも呼ばれています。
ⅱ 読書家である
ウォーレン・バフェット氏は1日の勤務時間のおよそ8割を読書にあてて情報収集をしています。インターネットが普及した現代においても、情報収集はやはり読書から得るそうです。
ⅲ 慈善活動家の顔
ウォーレン・バフェット氏はバークシャー・ハザウェイの株式約34億ドル(約3,800億円)相当をビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団を含む5つの慈善団体に寄付しています。
ウォーレン・バフェット氏が投資家として成功した理由は彼の裏の顔から見えてきます。人が株式で負ける理由は「欲望」です。ウォーレン・バフェット氏は倹約家であるにかかわらず、その莫大な資産を慈善団体に寄付しています。自分の為ではなく、人のために投資活動をしているからこそ、澄み切った目で投資判断ができていると考えられます。
また、インターネットで情報収集をするのではなく、「本」から情報を収集することで余計な情報に惑わされることなく、自分の信じた投資方法を推し進めることができたのでしょう。ウォーレン・バフェット氏の生きざまから投資に必要な本質が見えてくると思います。
また、インターネットで情報収集をするのではなく、「本」から情報を収集することで余計な情報に惑わされることなく、自分の信じた投資方法を推し進めることができたのでしょう。ウォーレン・バフェット氏の生きざまから投資に必要な本質が見えてくると思います。