裕福層がタクシーを使うのは自分のためだけではありません。裕福層がタクシーを積極的に利用することで、「社会にお金を還元する」という側面も考えられます。
社会にお金を還元すると何が起こるのか、また裕福層はなぜそう考えるのかを見ていきます。
タクシー運転手の雇用を生み出す
裕福層がタクシーを利用すれば、それだけタクシー運転手の仕事が増え、結果として雇用が生み出されます。タクシーを使う側のメリットについてはこれまで述べてきた通りですが、社会に必要な雇用を作り出すことも、タクシーを使うことの利点と考えられるでしょう。
世の中の多くの人が「タクシーは高いから使わない」という考え方になってしまえば、タクシー運転手の仕事は減るため失業者を出してしまうことにも繋がります。
価値あるものに積極的にお金を払う習慣
裕福層は「高いか安いか」という視点でその商品を買うかどうかを判断しません。その商品に「価値がある」と感じれば、多少値段が高いとしても惜しむことなくお金を投じます。
タクシーの利用もその一つです。タクシーの料金は電車やバスに比べれば高いですが、「それだけの価値がある」と裕福層は判断し、移動手段として積極的に活用しているのです。
富を還元するという思い
世の中の多くの成功者は、慈善事業に多額の寄付を行うなど「社会に富を還元したい」という思いを抱いています。その思いの根底には、「自分自身が富を築けたのは社会のおかげである」という考え方があります。
そして社会に富を還元することで、自分もさらに豊かになれるというマインドセットも持ち合わせているのです。「自分で稼いだお金は自分だけのもの」という考え方では、本当の意味での豊かさは手に入らないと言えるでしょう。
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