名言で分かる「成功とは何か」スポーツ・ビジネス・政界の格言紹介

生き方

成功について名言で捉えてみましょう。成功とはどのようなものなのか、答えは人の数だけありそうですね。簡単なようでいて、実に奥が深い問いかけです。名言には、成功の本質を理解するヒントになるものも少なくありません。各界の成功者が発した名言を紹介してみます。

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2019.9.24

アスリートが発した成功を理解するための名言2選

成功に関する名言の中でも、アスリートが発したものは多くあります。どんなに練習に励み、努力をしていたとしても、結果を出せなければ評価されることはない厳しい世界を生きるアスリートです。成功することだけが評価される、誤魔化しも、言い訳も利かない世界です。
「1センチでも良いから前に出る。前に出ようとする心を持つ。」
プロサッカー選手であり、「キング・カズ」としても知られる三浦知良氏の名言。リーグ戦でゴールを決めた、世界最年長のプロサッカー選手としても世界に名を馳せています。目標に対して、少しでも近付いている実感が持てると、日々の生活がとても充実してきます。精神的なゆとりも持てるようになりますね。この積み重ねが成功の正体ではないでしょうか。
「I've failed over and over again in my life. And that is why I succeed.(自分は人生で何度も失敗を重ねてきた。だからこそ成功を掴んだ訳だ)」
いくつもの伝説のプレーを残してきた米国のプロバスケットボール選手、Michael Jeffrey Jordan(マイケル・ジェフリー・ジョーダン)氏の言葉。市井の人々は成功者の光の部分にばかり注目しますが、実際には人並み外れた失敗を糧にし、乗り越えて成功に至っているものです。成功が見えなくなったら、この名言を思い起こしてみてください。

ビジネスパーソンが発した成功を理解するための名言2選

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著名なビジネスパーソンが発した成功に関する名言は、ある意味で最も心に入って来やすいのかも知れません。なぜなら、日本人の多くはビジネスパーソンであり、日々その世界で奮闘しているためですね。
「人生と仕事の結果=考え方×熱意×能力」
京セラ創業者の稲盛和夫氏による名言です。ビジネスであれ、プライベートであれ、成功するための方程式を実に明快に示してくれています。かつて、島田紳助氏も同様なことを言われていたのを思い出します。今の日本では、能力の高さばかりが評価されやすい傾向ですね。しかし、ビジネスパーソンとして「真っ当な考え方(価値観)」がベースにないと、じきに淘汰され、成功は覚束なくなってくるものです。
「The successful man will profit from his mistakes and try again in a different way.(成功する人間は自らの失敗から学んで、別のアプローチ方法で再トライしてゆく)」
この名言はDale Breckenridge Carnegie(デール・ブレッケンリッジ・カーネギー)氏によるもの。米国の実業家であり、成功を目指すビジネスセミナーの講師として名を馳せました。「人を動かす(How to Win Friends and Influence People)」や「道は開ける(How to Stop Worrying and Start Living)」の著者として、日本でも知られていますね。失敗から学んだつもりになっていても、実質的に以前と同じアプローチで再トライしていること、意外と多いのではないでしょうか。

政治家が発した成功を理解するための名言2選

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最後になりますが、著名な政治家が発した成功に関する名言を紹介しましょう。一国のトップにまで上り詰めた以下のお二方は、決して恵まれたバックグラウンドを持ってはいませんでした。
「分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物ではない自分の言葉で、全力で話せ。」
毀誉褒貶が相半ばする政治家、田中角栄氏の言葉です。「今太閤」とも呼ばれ、高等小学校卒の学歴ながら、裸一貫で総理大臣にまで上り詰めました。ある意味、成功を語るのに相応しい日本の政治家かも知れません。氏の名言には、自身が発する言葉の大切さに気付かされるものが多くあります。成功するためには、自分の言葉でキチンと話せることが必要なのですね。
「The secret of success is constancy to purpose.(成功の秘訣とは、目的に忠実であること)」
Benjamin Disraeli(ベンジャミン・ディズレーリ)氏は、ユダヤ系イタリア移民の子でありながら、19世紀の英国で2期にわたり首相を務めています。同氏は卓越した名言を多く残した人ですが、成功の本質を端的に言い当てたものがこちらでしょう。目標ばかりを意識して、本来の目的(自身や組織の存在意義)を軽視する傾向を近年顕著に感じます。長きにわたる成功のベースは、目的に忠実であることなのです。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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