香嵐渓とは?
香嵐渓(こうらんけい)は愛知県豊田市足助町にある渓谷です。矢作川支流の巴川沿いに立ち並ぶ色とりどりの紅葉やカタクリの花は非常に美しく、毎年多くの人が訪れています。
また、川沿いの紅葉だけではなく、徒歩圏内にある足助八幡宮や足助神社、曹洞宗の古刹・香積寺などでも紅葉鑑賞できます。
そんな香嵐渓では毎年11月の1カ月間、足助・香嵐渓広場にて「香嵐渓もみじまつり」が開催されます。2019年に64回目を迎えるこのお祭りでは、香嵐渓園内が常時解放され、日没から21時までは紅葉のライトアップを見られるのです。鑑賞料金は無料。今年もたくさんのお客さんの訪れが予想されます。
観光客を毎年悩ませる大渋滞には要注意!
美しい香嵐渓の紅葉ですが、紅葉時期の大渋滞もある意味で名物となってしまっています。
猿投グリーンロード「力石IC」からは約20分、10㎞ほどの距離で到着しますが、ここからはほぼ1本道となるため、10㎞を進むために2時間かかることも珍しくありません。細い道であるため、引き返すこともできず、結局並ぶ羽目になってしまうのです。
特に渋滞がひどくなるのは、紅葉のピークとなる11月中旬から下旬!できればこの時期は避けるか、早朝から行くことをおすすめします。
上級者になると力石ICを下りてから、渋滞が始まる153号線を避けて県道11号線に進み、大回りをしながら渋滞を避けて香嵐渓を目指す人が多いようです。
ちなみに、電車でアクセスする場合でも最寄り駅が非常に遠いため、名鉄・豊田市駅から名鉄バスに乗り換えて香嵐渓を目指すことになります。結局渋滞は避けられそうにありませんね。11月中のみ愛知環状鉄道の八草駅から香嵐渓行きのバスが出ています。所要時間は約1時間ですが、渋滞を考慮するともっとかかる可能性が高いです。
とにかく紅葉ピーク時になんの情報もなく、やみくもに車を走らせるのは、自ら渋滞にはまりに行くようなもの。Twitterなどで渋滞情報を確認しながら、対策を取ることをおすすめします。
あえて紅葉のピークを外すのもおすすめ!
ほんのり色づき始めています。
紅葉のピークとなる11月下旬はどうしても渋滞が避けられそうになく、いざ到着しても今度は駐車場ができずに立ち往生することも。香嵐渓周辺はどこもかしこも人だらけで、ゆっくり鑑賞できないこともあるでしょう。
そんな事態を避けるためにおすすめしたいのが、紅葉のピークを微妙に避けた時期に訪れること。私は昨年、紅葉のピークを外した10月下旬の日曜日に訪れましたが、渋滞はほとんどなく、駐車場も香嵐渓周辺でスムーズに確保できました。
ほどよく盛り上がっている11月上旬の香嵐渓
大混雑もうんざりしてしまいますが、あんまりにもガラガラだとちょっと寂しい…。観光地って、そんな気持ちになるところですよね。私が訪れた11月上旬は早めに訪れた観光客で、それなりに賑わっていました。訪れたのが日曜日だったということもあり、広場では猿回しショーも行われていましたよ。
ここ何年も地球温暖化が進んでいるせいか、紅葉のピークも遅くなってきているようですね。11月上旬はまだ巴川の紅葉もまばらでした。観光客も部分的に色づいた木々を眺めて写真を撮っているような気がしました。
香積寺の紅葉もまだまだですね。
昔ながらの日本の住宅と相まって、とてもノスタルジーな気持ちになれます。
もみじ型にカットされた田楽が粋ですね。350円くらいで購入できますよ。