害の有無は別としても、マイクロプラスチックは人間の体内に少なからず入り込んでいます。飲料水としてだけではなく、化学汚染物質のついたマイクロプラスチックを誤食した魚を人間は食べているという可能性も当然あるのです。
そういう事を考えれば、たかがプラスチックゴミではありません。海洋汚染問題として誰もが真剣に考え、ひとりひとりがプラスチックをなるべく使わないよう心掛けることが大切です。
まずは、何がマイクロプラスチックになるのか知ることです。実は、案外気が付いていない所からも流出しています。例えば、「ツブツブ入り」という洗顔料や歯磨き粉等にも「マイクロビーズ」とよばれる物質が含まれ、洗い流すたびに下水から海に流れているのです。
タバコのフィルターにも実はプラスチックが含まれていて、ポイ捨て吸い殻の海洋汚染問題が特に最近は盛んに取り上げられています。
マイボトルやエコバッグを持ち歩くだけではなく、ストローやプラスチックスプーン・フォークなど使わなくてもすむプラスチックや、「ツブツブ入り」の商品などは使わないように心がけることは誰にでも簡単に始められることです。
The World Economic Forumの報告書の中では、このままでは2050年までに魚よりもプラスチックゴミの重量のほうが多くなる、という恐ろしい予測も報告されています。そうならないためにも一人一人がゴミを減らそうと心がけていくことが必要ではないでしょうか。
参考記事:
レジ袋は革新素材のライメックスに! プラゴミを減らそう

地球規模で懸念されているマイクロプラスチック問題。世界ではプラ製品の使用中止と、代替素材の製品化が求められています。注目されるのは、石灰石を原料とした日本発の新素材LIMEX(ライメックス)(ライメックス)。一体どんな魅力があるのでしょうか。