PDCAサイクルはそれぞれがすべて重要で、関連している項目です。しかし、性格や特徴によって、失敗しやすいポイントは人それぞれ異なるのではないでしょうか?つまずきやすいポイントによって、PDCAのどこに気をつけたいか考えてみましょう。
たとえば、忙しさのあまり何となくルーティン感覚で仕事をこなしている人。この場合はまずP(計画)を立てることからはじめましょう。忙しくても、計画を立てるための時間は必ず設けてください。
計画は、いくつかの工程に分け、それぞれ期限を設けていくといいでしょう。そうすることで、どの工程に負荷がかかっているのか、どこを改善すべきなのか、後から分析・判断しやすくなります。
残業が多くて時間に対して怠慢になってしまっているなら、D(実行)に注目です。リフレッシュ時間を設けずダラダラこなしている、一定の業務に対して時間を消費しすぎといったことのないよう身を引き締めます。
残業が多くて時間に対して怠慢になってしまっているなら、D(実行)に注目です。リフレッシュ時間を設けずダラダラこなしている、一定の業務に対して時間を消費しすぎといったことのないよう身を引き締めます。
個人的に重要だと感じるのはD(評価)とA(改善)です。特に評価がしっかりできていないと、どういった改善が適切なのか導き出せません。評価は、計画自体に則ってこなせているかはもちろんですが、それぞれある程度細かい工程に分け、振り返り(リフレクション)を行なうことが大切です。
成功している部分はそのままに、改善をすべきところのみをピックアップします。最終的に改善策を考え、よりベストな方法を編み出し、成果へ近づけていきます。それぞれ4つのポイントで、自分にとって足りない部分を確認し、「仕事ができる人」になりましょう。
成功している部分はそのままに、改善をすべきところのみをピックアップします。最終的に改善策を考え、よりベストな方法を編み出し、成果へ近づけていきます。それぞれ4つのポイントで、自分にとって足りない部分を確認し、「仕事ができる人」になりましょう。
PDCAサイクルからはイノベーションは生み出せないのか
中国のイノベーションが世界でも注目されていますが、ユニコーン企業(評価額10億ドル以上のテクノロジー企業)数も日本を上回っています。理由は多々ありますが、日本で広く普及しているPDCAサイクルがイノベーションを生みにくくしているとの意見もあります。それは本当なのでしょうか。