お金持ちになりたい人が資産家になるには?誰でもできる方法

お金持ちになりたい人が資産家になるには、どのような方法があるでしょうか。資産家とは、実物資産(不動産、自動車、貴金属など)を多く所有するお金持ちのことで、代々資産家の家系や思いがけない相続で得られるイメージがあるかもしれません。自身でコントロールできる、誰にでも可能な方法を考えてみましょう。

2020.1.9

有名大学を出て大手企業に入社しても資産家にはなれない

前述の通り、資産家とは、実物資産(不動産、自動車、貴金属など)を多く所有するお金持ちのことです。そのため、実物資産を所有するための、資産を得る必要があります。
そのため、有名大学を出て大手企業に入ることは、限りなく意味が薄いと思われます。
資産家になるため必要なことは、資産を増やすための資金を得ることが必要です。
例えば、プロアスリートや芸能人の一部には、億単位の年収を何年間にもわたって稼ぐ方がいますね。彼ら・彼女らならば、資産家になるには非常に有利な立場です。可処分所得の一部を預貯金に回し、価値の高い不動産などを購入すれば良いからです。
成功できる方は多くはありませんが、子供たちがプロアスリートや芸能人を目指してみることは、あながち間違っている進路選択だとも言えません。それでも、代々の資産家家系でもない、稼ぐプロアスリートや芸能人でもない一般的なビジネスパーソンが本物のお金持ち、資産家になるには、ただ漫然と会社務めを続けるだけでは到底不可能なことは、誰しも気付いているでしょう。

そもそも資産家になるには「情報」や「知識」が要る

結論から言えば、資産家になるには相応の「情報」や「知識」が必要です。本物のお金持ちになるため、そしてお金持ちであり続けるための情報・知識です。この情報や知識がないと、仮に生来は資産家の家系であったり、予期せぬ相続で大きな資産を手にしたりしても、程なくして資産家からは転落してしまうでしょう。
宝くじの高額当選者をイメージしてみると分かりやすいですね。億単位の当選金を突然手にしても、図らずも数年後には自己破産するような方も珍しくないと聞きます。
これは、資産家であり続けるための情報や知識を持ち合わせていないことが原因です。言わずもがな、一般のビジネスパーソンが資産家になるには、お金持ちになるための情報・知識を獲得することが必要条件です。
なお、本当のお金持ちである資産家は、単に経済力があるだけではないことが多いものです。周囲から尊敬され、魅力的に思われる人生観、ライフスタイルなどを持つ方も少なくないですね。あなた自身の人格や知性を高めておかないと、仮に有用な情報・知識を持つ資産家のネットワークに加われるチャンスが訪れたとしても、図らずも逃してしまうかもしれません。

一般人が資産家になるには「金融リテラシー」を身に付けていることが大前提

それでは、一般ビジネスパーソンが資産家になるには、具体的にどのような方法が有効でしょうか。 1つは、企業家として事業を起ち上げて成功させる方法であり、自身がアントレプレナーになって資産を築くこと。
2つ目は、投資家として長期にわたり安定して利益を得られる対象に投資し続ける方法です。
残念ながら、前者の経営者として成功することは、誰にでも可能なことではありません。経済産業省の「中小企業白書」などによれば、新設企業や個人事業の1年後の生存率は7割程度です。さらに、5年後で4割程度、10年後には2割5分といったところになります。正式に倒産・廃業しない限り、この数字には赤字企業も含まれますし、実質休業状態の企業も含まれます。
起業して成功し、資産家にまでなるには、熱意と努力、才能(適性)を持ち合わせていることが当然であり、プラス「運」の要素も必要になってきますね。こうなると、私たち一般人に残る選択肢は、後者の投資家になる方法しかなさそうです。例えば、優良物件への不動産投資(アパート・マンション経営)や、優良ファンドへの投資などです。どのような職業に就いている方であれ、投資家になることはできます。
私のように一般ビジネスパーソンから専業の個人投資家になった方もいれば、兼業投資家として本業を別に持つ方も多くいます。
投資対象は株式や不動産などに加え、ファンドや仮想通貨など、周りを見ても人それぞれです。ただし、投資家としてある程度安定するためには、「金融リテラシー(お金に関する広範な教養)」を身に付けていることが大前提になります。
この上に、個々の投資対象についての「情報」や投資「知識」など、投資ノウハウが乗ってくるイメージです。ただし、日本では自ら能動的にアクションを起こさない限り、「金融リテラシー」を身に付けられる機会・環境には恵まれていないことが一般的です。
ファイナンシャルアカデミーでは、貯蓄や家計管理といった生活に身近なお金から、資産運用、キャリア、人生と社会を豊かにするお金の使い方といった、「金融リテラシー」を学ぶことができます。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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