2017年10月12日 更新

〈藤田雄大〉夢を追い続け世界の頂点に立ったバルーンニスト

バルーンニストの藤田雄大さん。18歳で熱気球パイロットライセンスを取得。2007年、立教大学在学時に挑んだ日本選手権では、初挑戦ながら2位を獲得。その後も飛躍的な成長を遂げ、そして2014年ブラジルで開催された世界選手権で日本人初となる優勝を果たしました。

―バルーン競技を始めてから最も苦労した時期というのは?
「それが……ずっとなかったんですよ。本当に気球が楽しくて、続けていたら、運良くうまく転がっていったという感じです。強いて言えば、去年がこれまでで一番上手くいかなくて辛い時期でした」
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―去年はどう辛い時期だったのでしょうか?
「世界選手権は2年に1度あるんですけど、世界チャンピオンになった2014年の次、2016年は日本開催だったんです。ずっと日本チームの夢だったチャンピオンへの期待と、かつ僕がディフェンディングということで、必要以上のプレッシャーを感じてしまったんです。自分のリズムが作れなくなっていってしまい、「なんで競技しているのかな?」とか「今までどういう感じで飛んできたのかな?」という思いが湧き上がってしまい……。それでうまく飛べなくてフラストレーションになるという悪循環に悩まされました」
―優勝を経験したからこそのプレッシャーを感じてしまったのでしょうか?
「そうですね。連覇への重みというか、やっぱり自分の中でも世界選手権がゴールというか、大きな目標の1つだったので、そこに対しての捉え方が上手にできなかったのかなと思います」

日本人として初となる世界選手権での優勝。歴史に残る偉業を達成したものの、安心してはいられない。王者は王者であり続けるしかない。これまで体験したことのないプレッシャーと戦い、少しでもいい成績を狙い続けるしかない。
(後編に続く)
バルーンニスト 藤田雄大さん

バルーンニスト 藤田雄大さん

1987年5月7日生まれの30歳。幼き頃より世界のフジタと呼ばれた父・昌彦氏と共に世界を転戦。18歳で熱気球パイロットライセンスを取得後、日本選手権・世界選手権で好成績を残し、2014年の世界選手権で日本人初となる優勝を果たす。やずやバルーンチーム所属。
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