その中の1つがウォーキングです。普段の「歩く」という動作の延長線上にあるため、続けやすいです。また応用も効きやすく、腕を大きく振る、大股で歩く、歩くスピードを速くするなど、簡単な動作を追加することで運動量を増やすことができます。
水泳が苦手な人は、無理に泳がずにプールを歩くだけでもよいでしょう。陸上で行うウォーキングに比べ、水中ウォーキングのほうが約1.4倍消費カロリーが高いと言われています。足腰にかかる負担も小さいため、ひざに痛みなどある場合におすすめです。
ジムを活用してもよいでしょう。特にプライベートジムの場合は、マンツーマン指導が基本のため、運動が苦手な人でもスムーズにトレーニングができます。一度動作を覚えてしまえば、プログラムが終了後も正しいフォームで続けることができます。
運動する時間が取れない場合の対策
運動したいけど時間が取れない場合は、ながら運動や休憩時間に行う運動がおすすめです。普段の生活の中に運動を取り入れることで、運動不足を解消することができます。
たとえば、通勤時の早歩きや階段の使用などは取り入れやすいでしょう。また、自宅や仕事の休憩時間に、イスに座った状態からお尻を少し浮かせて空気イスを行ったり、つま先立ちしながら歯磨きをしたりする方法もあります。このような細切れの運動でも、カロリーはしっかり消費されます。ただし、時間が短い分、効率的に行うことが大切なため、体幹や脚の筋肉を使う運動がおすすめです。
運動する気力が湧かない場合の対策
運動する気力が湧いてこないケースもあるでしょう。その場合は、明確な目標を決めて記録する、レジャー施設を利用するなどの方法があります。
まず、目標を決めることをおすすめします。ゴールがはっきりしないと、運動する目的もわからなくなるため三日坊主になりやすいです。そのため「3カ月後に体脂肪率マイナス5%達成」のように、より具体的な目標を決めることが大切です。
そして、運動はできるだけ軽いものからはじめるようにしてください。テレビを見ながら軽く腹筋を行う、掃除機をかける際に腰を落として脚を鍛えるなど、大きな負担にならないことが大切です。その際、カレンダーや手帳などに運動の記録をつけると習慣化しやすいでしょう。
次に、レジャー施設を利用する方法があります。体を動かすアトラクションで、楽しみながら運動をすることで、メンタル面にもエンジンをかけることができるでしょう。