最終ゴールは世界チャンピオンになることなのに、やっと世界戦だとリングに上がって満足していたんです。リング上でコールを受けた時は「ああ、これで終われる」という気持ちでした。それで、結果的には負けて、負けた後に気付くんですね。何で俺、リングに上がってそこで満足してしまったんだろうと。結果的に負けるかもしれないけど、世界チャンピオンになりたい気持ちで試合するのが一番美しい終わり方なのに…という悔いが残りました。だから引退せず、階級を変えてもう一度世界チャンピオンを目指そうと思いました。
STAGE編集部:決意も新たに戦った結果、世界3階級制覇の偉業を達成!その裏には、拳を交える相手はもちろん、自分自身との壮絶な戦いがあった。
〈グローバー〉東大を中退してミュージシャンに。少し遠回りをして見えた新たな生きる道とは?
東大卒ミュージシャンとして音楽活動の他、クイズタレント・コメンテーターとしても活躍するグローバーさん。実は彼は苦労して入った東大を中退し、ミュージシャンの道を選んだという過去が…。その後、再び大学に戻り無事卒業。時を同じくして、立ちはだかっていた壁が崩れ、新たな道が開けたと言います。少し遠回りをしたことで見えたグローバーさんの人生観とは?