国宝級の美術品にあふれたフィレンツェの街で語学+アートが学べるイタリア留学

イタリアでは、バカンスと語学習得を兼ねてやって来る外国人向けの留学先があります。イタリア語の習得だけでなく、美術やオペラ鑑賞、ワインや料理など様々な選択ができます。なにより、歴史ある街に住み、現地のライフスタイルに触れる、この醍醐味にまさるものがあるでしょうか。

2018.6.2

語学習得+アルファ、そのアルファの内容が濃密なイタリア!

「花の都」の別名を持つイタリアのフィレンツェは、典型的なルネサンスの街。
繁栄を謳歌した時代の街の姿が、そのまま残されています。その唯一無二といって良い美しい街は、ヨーロッパの富裕層のあこがれの的。とくに、かつてのイギリス人はこの街で余生を過ごすことを夢見る人たちが多く、かのナイチンゲールも富裕な両親を持ち、フィレンツェで生まれたために英語読みの「フローレンス」と名づけられたという逸話もあります。
外国人を受入慣れているフィレンツェでは、はじめてこの街にやってくる異邦人をその日から受け入れてしまう懐の大きさがあります。

ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョを生みだしたフィレンツェ

イタリア語は、それぞれの地方語との方言やアクセントが非常に明白な言語です。ゆえに、その人が話すイタリア語を聞けば、出身地はおのずと知れます。
しかし、トスカーナの州都フィレンツェに関していえば、その独特のアクセントや方言は逆に人々に「エレガントな印象」を与えるという効果をもたらします。
なぜなら、近代のイタリア語はフィレンツェ生まれのダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョによって確立されていったといっても過言ではないからです。
ですから、イタリア語を習得するのにフィレンツェという場所を選ぶことは、イコール「美しいイタリア語をモノにする」ことにつながるわけです。

生活そのものを楽しむために、学校は歴史地区にあることが必須!

イタリア各地にある語学学校。
学校は、「チェントロ・ストリコ」と呼ばれる歴史地区にあることが必須。街の中心に生活拠点を置けば、あらゆるアクセスが安易になり、留学期間中に時間を非常に有効に使えるからです。
そして、週末や休暇の時期に郊外へというのが理想的な過ごし方といえます。
そんな条件を満たしている学校のひとつが、フィレンツェの歴史地区にある「スクオーラトスカーナ」です。
ルネサンス時代の宝石のようなサンタ・クローチェ教会がすぐそこ、という文字通りフィレンツェの中心に学校は存在します。
授業のあとに、街のそぞろ歩きを楽しむことができる立地です。
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少人数で行われるグループレッスン。国籍も年齢もさまざま。

初心者から専門分野のイタリア語まで いたれりつくせり

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美術史のための専門コース
「スクオーラトスカーナ」では、1ヶ月に数回、初心者用の講座が開講しているため、留学を開始したい時期は自分の都合で選択できます。
それぞれのレベルに合わせて、グループレッスン、個人レッスン、双方をミックスしたレッスンの選択ができるほか、ビジネス、イタリアンモード、音楽関係、食文化、美術など、それぞれの分野のイタリア語や科目を学ぶことができます。
そして、フィレンツェならではの特典はなんといっても「美術史のための専門イタリア語コース」。
学校の周辺は、国宝級の美術品であふれています。宮殿、美術館、絵画、彫刻、見るものすべてが世界史の教科書に登場するような傑作ばかり。
その世界最高ともいえる環境の中で、ベテランの教師たちによる美術関連のイタリア語、美術史、ご当地ならではの秘話も満載の授業を受けることができます。画集でしか見ることができなかった本物の美術品の、細部まで鑑賞できるのもフィレンツェであればこそです。

「退屈」という言葉は存在しない フィレンツェへの留学

年間900万人が訪れる観光都市フィレンツェ。
見るものは山のようにありますが、ちょっと気分を変えたくなったら外に出るのも一興。
まず、斜塔で有名なピサ。フィレンツェからは電車で1時間ほどです。
フィレンツェとはライバルであったシエナも、電車で1時間半ほど。同じルネサンスの都といえども、それぞれの都市の特徴を目の当たりにできます。
フィレンツェ郊外で自然に浸 りたいかたは、バスに30分ほど揺られていくフィエーゾレがおすすめ。フィレンツェを眼下に見下ろす眺望を楽しむことができます。
その他、美しい小さな街にも事欠きません。

人生を変えるかもしれないほどの刺激にあふれた留学生活を!

日本とはまったく異質の文化の中で暮らす。
その舞台が、フィレンツェという歴史の中で大輪の花を咲かせた街であれば、人生を変えるような大きな出会いや刺激に恵まれる期待もふくらみます。
年月を経たあとに留学の経験が大きな人生の糧となることもあります。
その一歩を、踏み出してみましょう。
井澤 佐知子

井澤 佐知子

イタリア在住十数年、美術と食をこよなく愛す。眼下にローマを見下ろす山の町で、イタリアのニュースを発信中。
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