でも、小・中規模の美術館を数年かけて数多く巡回する、という場合、サイト(時にはタイトルまで)はそれぞれ全く別、巡回している事に気が付かない、という事も結構多いのです。時期が異なるだけに、複数館で一斉の情報公開が難しい、など事情は様々。いちどに情報を得られないのは残念ですが、実はよい事もあります。共通にしない事で、それぞれの美術館が出してくる個性。同じ作品の展示でも、タイトル・章立てなど、その館独自の想いがこめられ、時に全く違った展覧会に見える・・・そんな“見比べ”の楽しみが生まれたりするのです。
“興味あるけど、遠い・・”という展覧会は、是非「巡回」というワードも添えて調べてみてください。見るのをあきらめていた作品が、1年後、案外近くにきているかもしれませんよ。
今回は、「基本用語」をもとに、美術展をいう大きな枠を少し分解してみました。今後美術館情報に触れる時には、是非注目してみてください!
*残念ながら、この春は休館や開催延期も多くなっています。「行ってみよう」という時は、必ず開館情報を必ずチェックしてくださいね。
20代がビジネス書を読んでいる!キーワードは「多様性」〈読者が選ぶビジネス書グランプリ2020授賞式〉
読者が選ぶビジネス書グランプリ2020の授賞式がさる2020年2月18日に行われました。2020年に読まれたビジネス書はどんなものだったのか? 受賞作を見て、今年のビジネスパーソンの意識のあり方を探ってみたいと思います。キーワードは「多様性の理解」です。