様々な役で色んなものを着ます。常に綺麗に見えなきゃ嫌だというのはダメだと思っているのですが、全く合わないものでもダメなんです。例えて言えば「その洋服、ヘンだけど似合うよね」みたいなことが必要になる役もあるんです。洋服が“似合わない”ということが全面に出るようでは、違和感にしかならない場合があるんですよね。
自分の好みに関わらず、“似合う”“似合わない”が判断できないとダメですね。でも、そういう嗅覚はもしかしたら「無駄なもの」から身に着けたかもしれないんです。使ったお金がどのような形で身になっているかはわからないですよね。でもその分は必ず自分の一部になっているような気がしています。
「お金とは、エネルギーである(草刈民代)」