2024年1月19日 更新

希少価値を上げると年収が◯倍にも跳ね上がる話

お金を稼ぎたい!自由な時間が欲しい!と口にする方は多くいますが、そのためにどんなチャレンジをしていますか?理想が現状でないのであれば何かを変える必要があります。今回は自身の理想に近づくために必要な希少価値を上げる考え方について3つのステップでお話しします。

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2020.5.7

あなたの労働単価はいくらですか?

給料や年収を上げるためにまずやるべきことは、現状把握です。これは会社員の方もフリーランスの方も当てはまると思いますが、まずご自身の労働単価がいくらかを把握する必要があります。私が会社員の頃は全く意識してませんでしたが、会社員は「再生産コスト」という考え方で毎月の給料が決まってます。だから毎月の給料は●●円と基本決まった額が支給されます。
ここでお伝えしたいことは、現在のあなたの労働単価(時給)はいくらですか?ということです。私の新卒時代を例を出しますと、毎月の給料が30万円くらいでした。(※見込残業でした)
1日8時間+残業4時間の12時間毎日労働しており、月に約20日出社すると考えると、30万円÷(12時間×20日)=【1,250円/時】となります。これは一つの目安として考えて頂きたいのですが、時給1,250円って学生時代のアルバイトとほぼ同じです。これが良し悪しではなく、しっかりと現状の自分の労働単価を把握することが年収を上げるために大事なことです。
次に、自身の価値を上げる考え方について3つのステップに分けて説明します。

STEP1:戦う場所を選定する

みなさん「いつまでに年収いくら欲しい」とぼんやりと目標設定はあると思います。その目標に向けて必要なことは、先ほどの現状を把握することに加えて「どこを主戦場にするか」を決めることです。世の中は何事も需要と供給のバランスで成り立っていることは明らかであり、現代の情報やスキルがありありふれている中で特に意識すべきことです。またこれは私がフリーランスになり個人で仕事をいただくようになってから強く感じますが、常に置かれた環境やコミュニティ・チームの中で需要と供給のポイントを把握する必要があります。求められている需要に対してどのポイントで「自分の価値」を最大化することが出来るのかを考え、供給し続けることが最も大切です。
もう少し分かりやすいお話をすると、私はよくキャリア相談を受ける時に「営業が得意なら、営業が弱い会社に行こう」という話をします。最初は表情が「???」になりますが、転職を検討する場合かなり大事になります。なぜならば、営業が出来る人が営業が強い会社に行っても、周りに営業が出来る人が多く自分の価値を最大化することは極めて難しいからです。「自分の価値を最大化」する上で大事なことは、希少性を出すことです。そのためには、営業が弱い会社(=営業の需要がある環境)で自分の強み(=ここで言う今まで培ってきた営業力)を発揮することで希少性が生まれ、自分の価値も上がります。

STEP2:再現性を持たせる

少しずつ自分の価値が何かが可視化されてきた頃かと思います。現状を把握し主戦場を決めた次に大事なことは「再現性を持たせる」ことです。これはどんな環境でも自分の価値を発揮し続け、希少人材でい続けることが大事になってきます。また再現性を持たせるためには、どんな環境でも常に需要と供給を把握し、環境に適応し続けることが必要になります。
ここで私のフリーランスになってからの1年間を例に挙げ少しお話しします。
前職はWEB広告会社で新規営業と広告運用の仕事をメインで行なってました。元々の私のスキルは「営業力」と「WEB広告運用力」になります。ただ、冒頭でお話しした現状の収入と理想の収入を比べた時にもっと仕事に幅を持たせる必要がありました。
そこで、ご縁でいただいた仕事の中に「企画や営業推進力」が求められるものがありました。企画や営業推進の業務経験は過去になかったですが、私は請け負うことにしました。
仕事では企画や営業推進のスキルが求められており(需要)、私の過去の営業としての提案・企画経験や営業現場での経験を評価いただき、チャレンジする事になりました(供給)。それだけに留まらず、ここでの営業推進経験を企画のディレクション経験(物事を促進させることは同じ)と置き換え自分を営業し、現在では別プロジェクトのプロジェクトリーダー(ディレクション業務)を担っています。

STEP3:労働単価を上げ、労働時間を減らす

今回は希少価値を上げる為に必要な3つのステップをお話ししました。繰り返すと、理想の状態に対して現状を把握し、自分の価値が最大化可能な場所を選び、培ってきたスキルに再現性を持たせることです。希少価値を上げ続けることで、ご自身の労働単価を上げ労働時間を減らすことが可能になります。

私を含めたみなさんに共通していることは「1日が24時間」であることです。時間という変数が変えられないからこそ、変えるべきことは労働単価(ここで言う時給)をいくらまで上げられるかということです。もちろん1つのお仕事で時給100万円とか理想ですが、中々難しいからこそ自分の価値を最大限高められそうな場所をいくつか厳選し価値を発揮し高め続けることが重要です。
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笹本康貴(ささもとこうき) 笹本康貴(ささもとこうき)
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