部下と「良い関係」を築く3つのコツ

キャリア
部下との関係はうまくいっていますか?仕事にも少なからず影響する上司と部下の関係。良好に付き合っていくためにはちょっとした気遣いや配慮も必要です。
部下との関係を良好にしたい方へ、3つのコツをご紹介していきます。
2019.1.3
上司にとって、職場で部下とうまく付き合っていくことは最重要課題ともいえます。なぜなら、関係性の良し悪しが仕事の結果にも少なからず影響する可能性が高いためです。

今回は、上司であるあなたが部下との関係性を良好なものとするためのコツを3つに分けてご紹介します。

まずは良いところを見逃さず「褒める」

上司という立場になると、「上から目線」でものごとを判断しがち。できるだけ同じ目線でともに職場で仲良くしていこうと思っていても、ついつい無意識のうちに「自分の立場」を重要視してしまう上司も少なくありません。

意識的ではなくても、気づいたときには部下から「上司ぶっている」「指示するだけの人」などと思われている可能性も。言葉にはあらわしていなくとも、「部下がきちんと仕事していない」「ミスが多くて本気で仕事をするつもりがあるのか」など、部下に対する不満が行動や態度にあらわれているのかもしれませんね。

お互いのフラストレーションがたまると、徐々にチームの輪・流れが円滑に進まなくなります。結果として、意思疎通ができない・仕事の効率が悪くなる・仕事に対するやる気ややりがいが減る・甚大なミスが勃発するなどのトラブルにつながるでしょう。

まずは、部下の日々の行動をしっかり見る・把握することが大切です。そして、結果だけにとらわれず要所要所で「褒める」ことを欠かさないようにしましょう。ささいなことを褒められると、人間は相手に信頼や忠誠心を持つことにつながります。

部下は、良かったポイントがわかれば、その他で改善できることに着目しやすくなるはずです。「○○は○○だから良かったよ」というように、良かったポイントと理由を付け加え、部下に声がけしてみましょう。

一方的に話すのではなく話を「きく」姿勢が大切

部下が上司に対して嫌気がさしたりやる気が損なわれたりするのには、いくつかの理由があります。なかでも、コミュニケーションが一方的だと、なんとなく「命令されている」感覚に陥ってしまう恐れがあります。

コミュニケーションは、双方の感情をうまくやり取りすることが非常に大切です。上司から部下に対して話す場合には、一方的になることなく、部下からも話を「きく」姿勢をとるようにしましょう。

たとえば新しい業務に対し、内容を説明する・必要な業務の依頼をするだけに終始することなく、必ず部下に質問するようにしましょう。新しい業務だとしても、その業務に対して今までにないやり方など「新しい気づき」を得られる可能性もあります。

業務以外でも、積極的なコミュニケーションは欠かさないようにし、常に相手の考えや気持ちを理解する姿勢をあらわしましょう。そうすることで、部下は上司に対して「自分を理解しようとしてくれている」「一緒に頑張って仕事に取り組んでいけそうだ」と感じるはずです。

指示するのではなく「考えて行動させる」

前章でもお伝えしたように、上司と部下の関係性は一方的ではうまくいかないことは明白です。一方的に指示して、それに完璧に答える部下を望んでいては、最終的にいい仕事はできないでしょう。

部下に対して仕事を「指示する」という感覚ではなく、それぞれの部下に「必要で適した仕事を任せる」気持ちが大切です。そしてミスなども含め、思ったような結果に至らなかった場合には、「自分で考え行動させる」ことで部下の成長を促します。

仕事に対してやる気を持つには、自分の考え・能力が仕事に反映される喜びを知ることは重要です。自分の力が職場で活かせていること・貢献できていることは、人として「生きている価値を持つ」ことにもつながります。

人間だれしもミス・間違いは起こるものです。しかし、その後の行動によって、社会人として大きく成長する可能性が大いにあります。部下がビジネスで優れた人材として活躍するには、自分で問題を見つけ、行動に移し、改善していく力が欠かせません。

上司として部下の成長を促すためにも、指示する・命令する・説明する・叱るなど、一方的に考えを伝えるだけでなく、「どこがいけなかったのか」「どうしたらうまくいくのか」を自分で見つけるように人材育成することで、部下との良好なコミュニケーションへとつながるでしょう。

相互コミュニケーションが近い将来の「生産性向上」へ

上司という立場になると、「自分の気持ちを部下に伝えたい」「部下が自分の目指す方向を向いて努力してほしい」「自分の力で部下を教育・指導したい」という気持ちが優先してしまう場合も。しかし、部下はロボットではなく一人の人間です。

お互いが率直に気持ちを伝えあい、理解し合う関係が、結果として企業の生産性向上を導くことでしょう。