2019.6.27
1 お金持ちには運動習慣を持つ人が多い
1-1 運動は注意力と決断力を高める
世界的に有名な投資家ジム・ロジャース氏は、何かを決断したり利益課題を解決したりするのは、朝のエアロバイクで運動している時間帯が多いそうです。運動している時は、決断力が高まるとのことです。
これは筑波大学と農研機構の共同研究でも実証されています。10分程度の中強度運動(ジョギングなど)を行ったあとは、注意や行動をコントロールする脳の働きである「実行機能」が向上することがわかりました。
お金持ちになるか否かの違いは、いかに注意し決断するかの違いと言ってもよいでしょう。たとえば一般人が節約のために出費を控えることに対して、お金持ちはお金を生み出すものにためらわず出費します。
ジム・ロジャース氏は「正しい決断」を重視しますが、そのためには運動が大切であると説いています。
1-2 ストレスを味方につけるとパフォーマンスは高まる
スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は、研究によりストレスは病気のリスクを高めるとともに、活動のパフォーマンスを高めるものでもあると語っています。
ストレスは体に悪いと思っている人は、実際に死期を早めているとの研究結果が出ています。これは肉体がプレッシャーにうまく対応できず、血管が収縮して心臓に負担をかけるからです。
しかしストレス反応が体に活力を与えると考える人は、脳に多くの酸素を送り込むようになり、活動のパフォーマンスを向上させるようになります。
普段からほどよい負荷をかけて運動している人は、ストレスを活力に変えることができます。
お金持ちはそれを理解しているからこそ、運動習慣を身につけているのです。