2017年12月21日 更新

〈石田純一〉お金ではなく、価値を追う。稀代のプレイボーイが無二のタレントであり続ける理由

「お金とは、価値に対する対価。(石田純一)」

2016.5.16
1978年に劇団の研究生としてキャリアをスタートし、やがて時代を代表する俳優に。華やかなプライベートがいつでも世間の注目を集め、何度となく仕事や収入の大波を被りながらも、現在もバラエティ番組やイベントを中心に第一線で活躍をし続けている石田純一さん。成功の秘訣は、石田さんの本質を追う思考。芸能界でも指折りのモテ男が貫く生き方とは──。

■知性とか知識って、花粉症と同じ!?

STAGE編集部:浮き沈みの激しい芸能界で、ずっとご活躍を続けていらっしゃいます。石田さんご自身で感じている、活躍し続けるための秘訣とは?

やっぱり、振り返るとどんなときも「自分へのインプット」を続けてきたこと。これに尽きるんじゃないかと思いますね。

20歳ぐらいの頃は、親戚が集まって政治経済の話をしていても、とにかく口下手で言いたいことはいっぱいあるんだけど、意見が言えない。人前で自分の意見を言うことにすごく苦手意識がありました。
STAGE編集部:人前が苦手!?意外です。

でも、知性とかそういう知識って、勉強してある程度貯まってくるとそこからはね、溢れ出てくるんですよ。花粉症も、吸い込んで体内に溜まった花粉が一定量に達したら、急に発症するじゃないですか。それと同じかもしれません。

だから、20代の頃は勉強してもそんなにアウトプットってできなかったですけど、ある時点からもう本当に、どっからでも、どの分野からでも、何とでも持ってこれるというか。溢れ出てくる感覚ですよね。自分へのインプットって、やってすぐ効果が出るものではないかもしれないですが、でも、あるときから必ず効いてきますから。

STAGE編集部:とてもお忙しいと思うのですが、どうやってインプットの時間を作っていらっしゃるのでしょうか?

時間は有限なので無駄なことをしない。これに尽きますよね。暇さえあればメールやラインをやっている人も多いけど、僕に言わせるともったいないなと。モバイルを見てばかりいてもほとんどお金を生まないよね。その時間があるんだったら本を読んだほうがいいでしょ。

それから、言い方が大変失礼だけれども、どうでもいい惰性みたいな付き合いもなるべくやめる。テレビもほとんど観ないですね。興味のある歴史の番組とか、NHKの特集だとか、そういったものは観ますけど。

STAGE編集部:無駄な時間を省くだけでなく、インプットする情報も厳選しているのですね。

テレビをつけっぱなしにするのも、情報の入れ方のひとつなのかもしれないけど、ひとくちに情報といっても質は全然違いますから。インターネットで情報は取りますけど、僕はとにかく本を読みますね。そうすることでもっと包括的に、もっと系統立てて、もっと時間軸に沿って情報の整理ができますから。

小説からビジネス書、専門書までときには書き込みをしながら読む。
いずれにしても、いっぱい勉強したり本を読んだりすることが大切。僕は今でも講演会やセミナーによく行くんですよ。何か単語1個でも響けばすごくいいですし。アウトプットのための土壌をいかに豊かに持って、そしてそれを耕すことができるかということじゃないですかね。

■お金の本質を考えたら、稼げばいいじゃん

STAGE編集部:最近では、夢があっても自信がないからチャレンジできない、知識があっても、不安が先にたって行動を起こせないという人も増えているようですが。

未来のことを考え出したら本当に不安は多い。だけど、ずっと不安とか心配とか言っていても、それでお金が降ってきたりしますか? 逆なんですよね。お金の本質を考えたら、世の人が求める商品やサービスを提供して稼げばいいじゃんと考えるんです。だから僕の場合は、不安に思うよりも行動が先ですね。

もちろん、一瞬たりとて気を引かれないというわけではないんです。例えばゴルフでいうと、左側の池に入れるんじゃないかとか、右のOBに行ったらちょっと痛いなっていうのはあるから、真っ直ぐないしはやや左とかいうことは考えて、気をつける。だけど思い切りよく。

STAGE編集部:思い切りよく、ですね。

なんでもそうなんですけど、思い切りのいい人ってやっぱり敵として怖いんですよ。ビビっている人はあんまり怖くないですし、頼りにもしにくい。

■お金を得るための3つの“リソース”

STAGE編集部:石田さんの考える「お金の本質」とは、いったい何なのでしょうか?

僕はお金を「価値」の対価だと思うんですよ。その価値に社会性があって、世の中が求めているものであればあるほど、当然、お金持ちになれる。

例えば、上沼恵美子さんだったら、面白いツッコミや切り返しをしてくる。それは普通の人にはできないし、みんな見たいわけです。で、上沼さんは見たいものを提供しているから、他のタレントさんよりも稼いでいるっていうことですよね。世の中が求めているもので、ちょっと他の人には生み出せないものを自分が提供できれば、何歳になってもいくらでも稼げるって思っています。
STAGE編集部:他の人には生み出せない価値を提供すれば、お金がついてくる、ということですね。

そう。価値を基準にしてお金を稼いでいく。例えば、時間を基準にして働いてお金を稼ごうっていうふうになると、ちょっとつらい言い方なんですけど、やっぱり稼げる金額って限られますよね。だから、働く時間よりも、その生み出す価値を考える。そうすると、もっと大きなリファンドがあるということも言えますから。

ちょっとキザな言い方すると、働くことは、社会を美しく輝かせるためにいろんな行為をしていくということだと思っているので、お金を追ったことがないんですよ。だから、お金というものを意識してないですね。信じられないかもしれないですけど。
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