2019.3.28
富裕層は時間を作るために力を尽くす
富裕層といってもさまざまな立場の方がいらっしゃいますが、重要なポストに就いている方が多いので、皆さん多忙な毎日を過ごしています。
自宅で過ごす時間にも工夫をしていて、フロントのコンシェルジュサービスを最大限に利用されています。
例えば、定期的にハウスクリーニングを行い、家事にかける時間と労力をできるだけ減らす。洋服は自宅に集荷、配達されるクリーニングを利用する。
さらに、時にはベビーシッターに子供を預けて、夫婦水いらずの時間を作る。決してサボっているわけではなく、休むときは徹底的に休むようにすると生活にメリハリがつき、また明日から仕事に熱中する環境を作れるのです。
旦那さまは、奥さまの家事の負担を極力減らすことにも理解があり、ハウスクリーニングのチケットを奥さまにプレゼントする姿もよく見受けられました。
お金を払ってプロに頼めるのなら、積極的に利用しようという考え方は、どの方にも共通していたように思います。
その結果、余裕ができた時間を使ってさらに仕事に集中したり、家族とゆっくり過ごすことができるのです。
富裕層は自分のために働かない
私利を追い求めず、常に周囲の人や社会のために働く。これを徹底しているというお話も伺いました。
人のために働くと、客観的に仕事と向き合うことができるのだそうです。同時に、仕事仲間にも、コンビニで出会う店員さんにも、「社会のために働いてくれてありがとう」という気持ちを持って接していると言います。
筆者がその姿を見て感じたのは、このような心がけが人望を集め、自然と優秀な人が集まるのではないかという点です。
優秀な人との繋がりがまた良いプロジェクトを生むという好循環。そして、質の良い仕事をして、社会に還元していくことで、また優秀な人と繋がり、人脈が広がっていくのではないかと感じました。
つい自分のためだけに働いて、稼いだお金は自分のために使う、ボーナスが出たら自分へのご褒美を買う、といった行動を取りがちですよね。
もちろん、自分のために働いて成長したり満足感を得ることも大切ですが、それを支えてくれる家族や友人、社会に還元しようという思いが、活力となるだけでなく、新しいビジネスを産むのではないでしょうか。
失敗を恐れないのが富裕層の法則
富裕層の方々は、決断して行動に移すまでの時間が非常にスピーディーです。
例えば、新規事業を始めたり、投資したりする行動力。大きな決定権を持つ方も多いので、一つの決断でたくさんの人やお金が一気に動くことも珍しくありません。
ある経営者の方は、じっくり悩みすぎて機を逃してしまった経験があると話してくれました。あと1日、自分が早く決断していたら、さらに会社を大きくするチャンスがあったと言います。
これも、自分だけのために働かず、周囲や社会のために働くことの実行でもありますよね。
失敗しても、それを糧にするバイタリティがあります。悩んでいる時間がもったいないので、まずは行動してしまう、これを原則にしている方も多いようです。
自分自身が日頃そのような行動を心がけているからこそ、部下が失敗してしまった時でも、寛大に受け止める度量も備わるのだと思います。
これらのお話を伺うと、成功の裏には誰かの支えがあるという感謝を、常に意識しているように見受けられます。社会や周囲の人を大切にする気持ち、そしてその存在が自分を成長させてくれるという事実を、とても素直に受け止めているように感じました。