サイコパスな経営者や政治家が急増中！？

サイコパスと聞くと、凶悪犯罪人をイメージしませんか？
スティーブ・ジョブズのことなど、まずイメージしないでしょう。
スティーブ・ジョブズといえば、自分の会社からキックアウトされた不運な起業家、「ハングリーであれ、愚か者であれ」の名スピーチを残した人物といったイメージですよね。しかしスティーブ・ジョブズには、サイコパスだと確定できる多くのエピソードがあるようです。

実は、サイコパスって、かつての「富士山」のようなのです。
遠くから見れば実に美しいが、実際に登ってみるとゴミばかりだった富士山。（それが理由で、世界遺産認定を一度逃しました。現在はかなり改善され、世界遺産登録を果たしています。）サイコパスとはこんな風に、外面は良いけど、近づくとずいぶん違った内面性を持つ人を指すようです。

Amazonプライムで視聴可能なITドラマ「シリコンバレー」はご存知ですか？　若きスタートアップ達のサクセスストーリーで、実在の企業や人物を多く模倣したリアル感あるストーリーが魅力です。
冒頭で主人公のプログラマーが、仲間に「ジョブズはコードも書けなかった。演出だけ。ウォズニアックが真の（改革者）。」と反論してみせる場面があります。
この主人公の一言は、Appleの実情をよく知る者にとってはかなり“刺さる”ところです。堂々とプレゼンする姿で知られるジョブズですが、彼はプログラミングは出来なかったのは有名な話です。しかし彼には天才的なプレゼン能力、演出力、交渉能力などがあったため、億万長者になれたのです。

ジョブズの（最悪な）人間像は結構目撃されています。
脳科学者・中野信子氏の著書「サイコパス」にジョブズの最悪エピソードが紹介されています。例えば

・社内で顔を合わせた人をいきなり質問攻めにし、納得のいく答えが返ってこないとクビにした
・ボロクソにけなしていた他人のアイデアを、後でしゃあしゃあと盗んだ
・Apple共同創業者スティーブ・ウォズニアックから、利益の大部分を横取りした

ひどい横暴ぶりですが、ジョブズはそれを上回る外面の良さを持ち合わせた人物だったのですね。

スティーブ・ジョブズと違って、トランプ大統領がサイコパスだと言われても別に驚きもしません。「ああ、そうでしょうね」という感じです。根拠を列挙されなくても納得できます。
トランプ大統領の言動は破天荒です。しかし実業家として大成功を収めた後、アメリカの大統領にまで上り詰めました。北朝鮮との際どい外交駆け引きは、今や世界の注目の的です。なんと彼をノーベル平和賞候補に推す声まで上がる勢いです。
前述の中野氏は、ある対談でこう語っています。

“おそらくドナルド・トランプ大統領は特徴的（なサイコパス）だなと思うことがあります。サイコパスの特徴に、「フィアレスドミナンス」（恐れ知らずの支配性）という尺度があるのですが、アメリカの歴代大統領の人格を分析すると、みんな高いんです。”

他の米国大統領もフィアレスドミナンスが高かったとは！それくらいでないと務まらない職務なのでしょう。しかし、トランプ大統領が最高のサイコパス度を示しているのは確実そうですね。

サイコパスには凶悪犯罪人というイメージがありますが、オックスフォード大学ケヴィン・ダットン氏によると、それは「頭の悪いサイコパス」なんだそうです。本来サイコパスは集中力があり、自分の長所を全て発揮できます。プラス面が発揮されれば成功者になれる人達なのです。

ここで、サイコパス診断をしてみましょう。
あなたと友達が1万円を手にしました。二人で分けて良いのですが、配分を決める権利はあなたの友達にあります。半分ずつでも、3対7でも構いません。ただしあなたがその配分を拒否したら、二人とも1円も受け取れません。友人は、あなたが100円、自分が9,900円という配分を提案してきました。さて、あなたはどうしますか？

A：拒否する。（二人とも1円も受け取れない）
B：提案を受け入れる。（あなたは100円だけもらう）
診断結果はいかに？まとめでお知らせします。

なんと、Bを選び100円を貰う方がサイコパス度が高いのです。サイコパスは自分がもらえる利益のみに執着します。ですから、自分が全く何ももらえないという選択はしません。他人はどうでもいいのです。
私はAを選びました。Bの選択は死んでもしないので、自分の「普通の人」ぶりを確認しました。
あなたはいかがでしたか？