2017年12月20日 更新

〈岸田周三〉静かなる情熱で次なるSTAGEの扉を開ける、若きフレンチのカリスマ

「お金とは、食材のようなもの。(岸田周三)」

子どもの頃から料理人を目指し、いつか自分の理想のお店を構えるということを今までずっと夢に見てきた。今、その夢を叶えた自分がここにいる。「夢が叶ったからこそ、ここから先はちょっと慎重にならなきゃいけない部分だな、と思いながらやってはいますね。瞬発的に頑張ることはできると思うんですけど、それを継続するのはすごく難しい。ちゃんと継続する。継続しながらも、ほんのちょっとかもしれないけど、常に成長している。そこらへんを今の目標にしようかなと思っています」。ただやっぱり大事なのは、今の仕事を疎かにしないということ。岸田はこの言葉にぐいと力を込めた。

冷静沈着で奢らないメンタリティー。この先、いくつ次なるSTAGEの扉を開けていったとしても、岸田の瞳に映っている景色は、よい意味で今と同じなのかもしれない。
「お金とは、食材のようなもの。(岸田周三)」

「カンテサンス」オーナーシェフ 岸田周三さん

1974年愛知県生まれ。1993年、三重県志摩観光ホテル「ラ・メール」でフランス料理のキャリアをスタートさせ、1996年東京都渋谷区のレストラン「カーエム」へ。自らの店を持つ夢を抱き、2000年に渡仏。パリ16区の「アストランス」をはじめ、フランス各地の一ツ星から三ツ星までの数々のレストランで修業し、帰国後の2006年5月、白金台に「カンテサンス」をオープン。2007年11月、「ミシュランガイド東京 2008」で三ツ星を獲得。食通たちをうならせる独創的な料理で話題の若きカリスマである。 カンテサンス  http://www.quintessence.jp/
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