2017.9.5
二者択一で迷ったら「未来」から逆算する
私たちはお金を使おうとするたびに、自分の意志で“選択”をしています。
食事のために買う野菜は、食べた人の体をつくる大事な栄養となって、将来の健康や美しさに直結します。週末に映画を観たとしたら、心に残った情景やヒロインの印象的なセリフが、観た人の美意識を磨き、その後の生き方に何らかの影響を与えるかもしれません。その選択はすべて、自分自身の未来につながっています。
食事のために買う野菜は、食べた人の体をつくる大事な栄養となって、将来の健康や美しさに直結します。週末に映画を観たとしたら、心に残った情景やヒロインの印象的なセリフが、観た人の美意識を磨き、その後の生き方に何らかの影響を与えるかもしれません。その選択はすべて、自分自身の未来につながっています。
だから、何にお金を使うかというのはとても大切。二者択一で迷ったとしたら、「未来の自分の成長につながる」と考えられるほうにお金をかけていきましょう。
つまり、目先の得ではなく、未来から逆算したときに得があるほうを選択する、ということ。
つまり、目先の得ではなく、未来から逆算したときに得があるほうを選択する、ということ。
例えば、スポーツクラブへの入会を検討していたとします。会費は1ヶ月7,500円。「将来のためにお金を貯めたいのに、毎月7,500円の出費は避けたいなぁ」と思った時に、いったん立ち止まって、未来から逆算して考えてみるのです。確かに、目先を考えると7,500円の会費はマイナスかもしれません。
でも、毎月スポーツクラブに通うことで、体質が改善して病気が予防できるかもしれない。この7,500円をムダにしないために仕事の効率を上げる方法を本気で考えるかもしれない。新しい出会いが生まれて、起業したいという夢の実現に近づくかもしれない。そういった可能性を探ってみて、支払った金額以上の価値があると判断したら、それはお金をかけたほうが「得」と判断するのです。
でも、毎月スポーツクラブに通うことで、体質が改善して病気が予防できるかもしれない。この7,500円をムダにしないために仕事の効率を上げる方法を本気で考えるかもしれない。新しい出会いが生まれて、起業したいという夢の実現に近づくかもしれない。そういった可能性を探ってみて、支払った金額以上の価値があると判断したら、それはお金をかけたほうが「得」と判断するのです。
お金の使い方には浪費・消費・投資の3つがある
お金の使い方には浪費・消費・投資の3つがあります。支払った金額より得られた価値が少なかったら、それは「浪費」。支払った金額と得られた価値が同じだったら「消費」。支払った金額以上の価値があったら「投資」。
いかに「浪費」を減らし、いかに「投資」を増やせるか。これが、お金を使うときの極意です。
投資とは、未来に向けて続けていく屈伸運動のようなもの。すぐに効果を感じられるものではないですし、時にちょっと痛みを感じることもあるかもしれません。ですが、確実にあなたの筋肉を鍛え、いざ飛躍したいというその時にあなたを高く飛ばしてくれる準備運動。それが投資なのです。
例えば、旅行の行き先をプラニングする時に、何度か行ったことのあるハワイか、行ったことのない北欧の国を旅するか。もしも迷ったら、「5年後、10年後の私を高めてくれるほう」をチョイスしましょう。同じハワイでも、ツアーガイドや日本の代理店に頼らずに、すべて現地で自分でコミュニケーションをとることに挑戦するのであれば、限りなく投資に近づいていけるかもしれません。