2017年12月21日 更新

〈藤原美智子〉こだわること、執着しないこと。自分を高めるための生き方とは

さまざまなモデルの新たな魅力を引き出し、常に最前線で活躍するヘア・メイクアップアーティスト藤原美智子さん。自らも美しく歳を重ねていく様を体現されていて、そのライフスタイルは世の女性たちの憧れとなっています。人生を美しく、幸せに生きるために必要なこととは。藤原さんに伺いしました。

2017.10.26

美しく生きるために必要なこと

STAGE編集部:美しく、幸せに生きるためのコツというのはありますか。
基本的に「こだわる」ことが大切なのですが、こだわり過ぎないことも大事だと思います。こだわるのですが、あるところでふっと手放す。やっぱり人間、しがみついているとあまり良いことはありません。

例えば撮影のときにもこだわるのですが、どこまでも自分の意見を通してしまうと、やっぱりうまくいかない。ある程度までこだわるけれども、「じゃあこれでいいよ」と、どこかで委ねる。もちろん何でもいいよでは撮影に加わった意味がないので、自分の意見は通すのですが、どこかでふっと手放す、その塩梅が大切です。
STAGE編集部:その塩梅というのは、どう見極めるものなのでしょうか。
それは大人になるにつれて自然とできるようになってきました。30代後半や40代ではまだすべてが大事な気がして、「それはダメです!」と意見を通したくなってしまいます。でもそれは一生懸命やっている誰しもが通り過ぎるポイントだと思います。通り過ぎた身にしてみれば、そういうスタッフを見ると「ああ、今大変なんだなあ」と思います(笑)。
STAGE編集部:年齢によって自然とわかってくる時期が来るんですね。
私はいろんな世代の人の悩みを聞きますが、20代、30代前半後半、40代前半後半、みんなそれぞれの世代で悩みは同じなんです。だから「私だけが……」と言われても、「違う違う。みんなそうだよ」と。だからふさぎ込む必要などなくて、考え方を変えて、どんなふうに自分なりの解決策を見つければいいかということが必要なのだなと思います。

なりたい自分になる!

STAGE編集部:誰もがなりたい自分になるためには、どうしたらよいのでしょうか。
実は私、ずっと子供のときから三日坊主で、50歳になるまで三日坊主でした(笑)。でも50歳のときにニューヨーク・ハーフマラソンの取材があって、同時に本も作ると言われて、50歳の元日から走り始めました。でも真冬で辛いから毎日「寒いからやめようか……」とか「今日は眠いし」とか「今日は帰ってきてからやろうか」とか、いろんな言い訳を考えつくんです。感情が入ってしまうと、そこに引きずられてしまいます。

ですから、まず起きたら、何も考えない! 何も思わないで、とにかくランニングウエアを着込みます。そうすると、そのまま走りにいかないと脱ぐのも面倒くさいから、走ったほうがいい、と。ですので、三日坊主で終わらないためには、まず感情を大事にしない――無視する。でないと、心は幾らでも言い訳を思いつくので、悪魔のささやきに負けてしまいます(笑)。この方法で私は朝型になることができ、ランニングも続けられるようになったのです。
STAGE編集部:感情を無視して続けることで、自分を変えられるようになるということでしょうか?
人間、意識次第で、幾らでも変われると思うんです。ただ、すべてを変えなければいけないということではありません。例えば、私の場合ですと1つだけいいところがあるんです。何事も続かないんですが、集中力があるんです(笑)。仕事もその集中力で持っていたようなもの。飽きっぽいという性格を集中力で補っていたんです。自分の性格の長所と短所を組み合わせて、飽きる前に集中してやっちゃおうとしたわけです。人それぞれタイプが違いますから、自分の何と何をどう組み合わせるかということが大切ですね。
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