2018.4.13
北欧デンマークに伝わる“ある言葉”が世界的に注目されているのをご存知でしょうか? その言葉とは『HYGGE』。これで『ヒュッゲ』と読むのですが、日本語や英語では簡単には訳すことができない概念で
・心地よさ
・人と一緒にいるときに感じるぬくもり
・不安のない状態
・人と一緒にいるときに感じるぬくもり
・不安のない状態
などなど、様々なニュアンスを含む言葉なのだそうです。この言葉がタイトルの『ヒュッゲ 365日シンプルな幸せの作り方』が出版されると、ヨーロッパを中心に世界30か国以上で重版!ついに日本にも上陸を果たしました。
今回は、知られているようで知らない国デンマークの人々の「幸せの価値観=ヒュッゲ」について学んでみましょう!
「ヒュッゲ!」と言わずにいられないデンマークの人々
デンマークに伝わる「ヒュッゲ」という言葉。その言葉が簡単には言い表せないことは紹介しましたが、実際人々は日常でどのように使っているのでしょうか?その一例が紹介されていました。それによると、
「なんてヒュッゲな部屋なの!」「あなたに会えるなんてヒュッゲだわ!」「ヒュッゲな時間を過ごしてね!」――と、こんな感じ。
「なんてヒュッゲな部屋なの!」「あなたに会えるなんてヒュッゲだわ!」「ヒュッゲな時間を過ごしてね!」――と、こんな感じ。
なんだか日本の「ヤバい」のような最近の流行語にも思えてきますが、実はデンマークでは1800年代初頭から使われる歴史ある言葉。幸せの価値観として深く浸透しているのだそうです。さて、なんとなくヒュッゲの使い方は分かったところで、次は彼らが「これぞ最高のヒュッゲだ!」と感じることを紹介しつつ、我々日本人も幸せに近づくコツを学んで行きましょう。
モノへのこだわり。「キャンドルを灯せばヒュッゲがやってくる」
デンマークの人々に、「ヒュッゲと聞いて思い浮かべるものは?」と聞くと、実に85%の人が「キャンドル」と答えるそうで、なんと1人当たりのキャンドル消費量は年間6キログラム!これは世界で断トツNo.1の数字なのだとか!それだけデンマークの人々は照明で部屋の雰囲気を演出することに幸せを感じ、重要視しています。さらに、世界的にも有名な照明デザインがいくつも生まれており、学生の質素な部屋でも照明だけは良い品を使っていることも多いのだとか。
さらに、毎日過ごす部屋のインテリアは木製の物やヴィンテージのアイテム、触り心地の良い物をチョイス。これらも「ヒュッゲなもの」の代表格。職人の手仕事や素材の良さを大切にする日本の美的感覚にも通じるものがありますが、これは北欧インテリアが日本で流行していることにも関係があるのかもしれません。
つぎに、デンマークの人々が大切にする「ヒュッゲな時間の使い方」について。