弁護士芸人の小竹さん_お金持ち男子はみんな優しい#12

お金持ち男子はみんな優しい
矢島光さんは、「お金持ちになる」という志を立て、慶應義塾大学へ進学。卒業後はIT大手サイバーエージェントに就職し、その後、漫画家専業に就くという一風変わった経歴です。矢島さんが人生で出会った富裕層男子を描くゆるゆる連載、今回はお金持ちじゃないけど、弁護士で芸人!番外編です。

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弁護士の貸与制って知っていますか?

STAGE編集部:今回の人選は異色ですね。

矢島光(以下、矢島):はい、小竹克明さん。本名です。弁護士だけど芸人…といっても、まだ芸人としての活動は1年目なのだそうです。芸能事務所に所属してます。

STAGE編集部:どうやって知り合ったんですか?

矢島:私が、サイバーエージェントに務めながらWEBマンガを描いていた頃に、声をかけてもらいました。

STAGE編集部:お仕事ですか?

矢島:司法修習生の賃金を、貸与制から給費制に変えるための漫画を依頼されて。

STAGE編集部:ほほー。

矢島:司法修習生は貸与制といって、弁護士になる前の1年間は国から給与を借りるということになっていて、無利息ですけど、けっこうな額の借金をしてのスタートなんです。218万〜336万ぐらいですね。

STAGE編集部:それをどうにかしたいと、立ち上がったのが小竹弁護士?

矢島:そういう感じです。

司法試験よりM-1の方が難易度高い!?

STAGE編集部:で、矢島さんにマンガを依頼したと。これですね、「ベンゴマン」。

「お金持ちじゃないと法律家になれない!?」って……さすがお金の匂いがする矢島さんのお仕事ですね…。

矢島:なんでしょうね…。

STAGE編集部:あ、ちょっと待って思い出してきました。

矢島:前作「彼女のいる彼氏」を担当していただいているときに並行して「ベンゴマン」もやっていたので、覚えているかも。

STAGE編集部:あー! 思い出しました! 

矢島:どき。

STAGE編集部:矢島さん、ベンゴマンの担当弁護士にときめいてましたよね! 
それ、この小竹さんじゃないですか!?

矢島:…ノーコメントです。

STAGE編集部:なんだ、そうかー。釣ってなければ逃してもいないお魚さんとは、友達になれるのですね!

矢島:訴えますよー。

STAGE編集部:おっと。矢島さんのお友達関連はみなさん実力者揃いなので黙ります! お口チャック。

矢島:小竹さんは、弁護士になる前から芸人になりたくてM-1の予選にチャレンジしていました。

STAGE編集部:司法試験よりM-1の方が難易度高いんですね…。他にもそういう芸人さんいるのですか?

矢島:小竹さんの同期の芸人に、公認会計士がいて、その会計士さんは「芸人のための確定申告講座」をやっているそうです。

STAGE編集部:芸人さんの学力が高い。ところで、どんなコンビなんですか?

矢島:コンビ名は「ほどよし」です。頭のよい小竹さんとコンビを組んでいるのはつけ麺屋でバイトしている木田さん。イケメンです。インスタもおしゃれ。 https://www.instagram.com/kidachan/

矢島:ネタも弁護士ネタで攻めています。小竹さんはキャラが立ちまくっているのでテレビにも出始めてます。

弁護士芸人はお金持ち男子になれるのか?

STAGE編集部:弁護士としての収入と芸人としての収入はどちらが多いんですか?

矢島:ダントツで弁護士でしょう。昼間はバリバリ弁護士やって「異議。」って法廷で言ってる。

STAGE編集:かっこいいですね。お金持ちじゃないっぽいんですが。

矢島:でも、いつもお昼をおごってくれます。現在は投資時期なのではないでしょうか〜。貸与制の借金も返し終えないといけないし。

STAGE編集部:弁護士は高収入のイメージが強いですけど、いまや弁護士も営業力や強みがないと生き残れない時代と言われていますからね〜。

矢島:小竹さんは、芸人仲間から浮気案件でよく相談されてるそうですよ。

STAGE編集部:顧客開拓までも。なかなかやり手ですね! 芸能界などのネットワークも広げれば将来有望そうです。芸人としても弁護士としてもいけますね! 先物買いですね。

矢島:小竹さんのライブは、とてもおもしろくて私は大好きです。みなさまぜひ。

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