ゴルチエを着る喜多見_慶應BOY_お金持ち男子はみんな優しい#6

お金持ち男子はみんな優しい
矢島光さんは、お金持ち人生を歩む夢を抱き慶應義塾大学へ進学、卒業後はIT大手サイバーエージェントに就職。が、その後、漫画家専業に就くという一風変わった経歴です。矢島さんの人生で出会った富裕層男子を描くこの連載、慶應BOY […]

矢島光さんは、お金持ち人生を歩む夢を抱き慶應義塾大学へ進学、卒業後はIT大手サイバーエージェントに就職。が、その後、漫画家専業に就くという一風変わった経歴です。矢島さんの人生で出会った富裕層男子を描くこの連載、慶應BOYの章、次なるお金持ち男子は……自由に生きる喜多見くんです。

お金持ちおしゃれ男子の感覚

矢島:元SFC生(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの略)で、いま音楽家の友達が飲食店を経営してるんですけど。それが今回の喜多見くんです。

STAGE編集部:本業は音楽家なんですか? 飲食店経営者なんですか?

矢島:どっちが本業なのかは謎ですが、元カノがかなり有名なミュージシャンです。

SSTAGE編集部:しぃ〜〜っ!!! 芸能関係者も見ているサイトだからやめてください。危ないのはごめんですよ!

矢島:非常にアーティな人なのですが、ご実家が代々お金持ち。

STAGE編集部:お金持ちで良かったです。ただのおしゃれ男子は間に合っているので。

矢島:私は「おされは正義」と思っているので、おしゃれ男子は大好きなのですが。

STAGE編集部:矢島さん、おしゃれ男子というのは私の給料1ヶ月分ぐらいのバッグを持って、ジャージの上下とか着ていたりする人たちのことでしょうか。このシェアリングの時代にあって、あなたの所有欲は他人からも集めてきたのですか?と思ってしまうあの人たちでしょうか。

矢島:(編集さん、最近、「年相応」とか言って、落ち着いたファッションをしているせいで、ストレスがたまっているのかなぁ)多分、ご本人は、かわいい服だな〜と思ったらゴルチエだった、とういうだけかと。

STAGE編集部:ゴルチエでドキドキしないで買い物したいー!

矢島:喜多見くんは、ユニクロにいても、ゴルチエにいても、あんまりテンション変わらないかもしれませんね。

喜多見くんは冷たいの?温かいの?

STAGE編集部:この方も慶應BOYらしく、よいお血筋のようですね。

矢島:エリート系ですね。お父様は某病院院長ですが、お祖父様は某省庁でミスター○○省と騒がれたイケメンだそうですよ。

STAGE編集部:次男ですね。きっと。

矢島:(断言した…)そうかもしれません! プロファイルによると、お母様は元音楽家。学生時代は青山に住み、メッシーアッシー多数とあります。お祖父様が工場主だったとかで、お嬢様育ちですね。

STAGE編集:これだけお育ちが良いと冷たそうなイメージがあるんですが…。

矢島:長らく彼氏がいない矢島光を心配した喜多見くんに、恋愛相談をしたら「お前は本当に恋愛偏差値が低いな!」と一喝されました。

STAGE編集部:やっぱり、優しくない。喜多見くん却下。

矢島:ひどいなぁと思っていると、喜多見くんが誰かに電話していて。「今(自分の)店にいるんだけど、すぐ来れる?」って。なんと喜多見くんは、恋愛偏差値低め女に最適な優男の友達をその場で呼び出してくれました。

STAGE編集部:訂正します! その場で男性を紹介してくれるなんて素敵! すっごいジェントルマン! お金持ちのお友達はやはりお金持ちなのでしょうか。

矢島:喜多見くん曰く「軽井沢に別荘があるボンボンだよ。矢島と合うと思うんだよ」

STAGE編集部:あ、なんだか、矢島さんがうらやましくなってきました! どうでした? イケメンの友達はイケメンでした?

矢島:やってきたのは、矢島好みの柄シャツをきたガリ細男子Aさん(33)。喜多見くんと一緒に楽器をやっているとのことで。
でも私、お金持ちの男の子なんて恐れ多いと思ったので「いやいや喜多見くん、私にはお金持ちはもったいないよ! 釣り合わないよ!」とAさんに隠れてこそこそ言ったんです。
喜多見くんは「大丈夫、成金だから!」と言って背中を押してくれました。

STAGE編集部:お金持ちの世界でもカーストが……。それで? Aさんとは?(食い気味)

その後、Aさんと矢島さんは……

矢島:いい人すぎて申し訳なくて。私は少々悪い人が好きかもしれないです。読者の皆さんはお察しかと思いますが。

STAGE編集部:え、何を言っているのだ、この人は!

矢島:喜多見くんは「おい矢島。Aがお前のこと好きみたいなんだけど、実際どうなん。友達だから、できたら幸せにしてやりたいんだよ。」とメッセージをくれたりして。

STAGE編集部:もったいない! 気に入られているのに! あ〜〜〜もったいない〜〜〜いいじゃないですか、アーティスト同士で。

矢島:本当に困った矢島です。(Aさんも珍しい人!)

STAGE編集部:喜多見くんは友達思いで面倒見がいい人ですね。飲食店も順調みたいだし。おしゃイケメンだし。お友達になりたいです。

矢島:ちなみに喜多見くんに漫画を見せて許可をもらったのですが、最初の絵ではワイングラスの下の棒の部分を持たせていたんです。「ワイングラスの本当の持ち方はこうじゃないから、そこだけは絶対僕、間違えないから」と、ワイングラスの持ち方だけ修正入りました。
お金持ちはテーブルマナーに敏感です。

STAGE編集部:タイトル「ワイングラスの喜多見」に変えますか。