貯蓄が十分にないカップルでも2人が高収入ということで、”ペアローン”制度を利用すれば高額借入れが可能となることから、大手不動産会社では時間を優先にするパワーカップルをターゲットとした、通勤に近い都心部高級マンションの販売に力を入れています。
家事についても、2人で分担というよりも手っ取り早く、「家事代行」サービスを利用し、自分達の娯楽や勉強の為に時間を使うというライフスタイルのカップルが増えています。そのため、「家事代行」ビジネスに参入する企業が増えたり、株式市場でも、「家事代行」関連株に関心が寄せられています。
今後暫くは企業のパワーカップル向けマーケティングが強化され、パワーカップルの購買意欲、購買力は日本経済に重要な存在となることでしょう。
パワーカップルの危ない実態
羨ましい限りのライフスタイルですが、そんな高収入のパワーカップルのリスクを指摘する声もあります。
パワーカップルは「『金は入っただけ出る』というパーキンソンの法則」が示すように貯蓄が出来ない傾向があり、「意外なことに、貯金が少ない高年収世帯は驚くほど多く、中にはゼロという場合もある」のだとF.P.の花輪氏は東洋経済の記事で述べています。
理由として、高収入が入ってくることから、「貯めようというインセンティブ」が薄れる。そして、「さまざまな富裕層向けマーケティングの上客対象となるため、お金を落としやすい」と挙げています。
前節で触れたように、年収1,000万円でもパワーカップルとして扱われる場合、年収3,000万世帯と同じように「上客」扱いをうけ、その気になってお金を使っていたら貯蓄できないのも納得です。
よほどしっかりしたバックグランドで確固とした高収入源や資産がなければ、万が一高収入が止まってしまった時、今までの浪費癖が負のスパイラルを招くことも考えられます。
よほどしっかりしたバックグランドで確固とした高収入源や資産がなければ、万が一高収入が止まってしまった時、今までの浪費癖が負のスパイラルを招くことも考えられます。
日本のパワーカップルと呼ばれる世帯は必ずしも富裕層に入るというわけではないようです。また、富裕層への近道どころか、中にはかけ離れているカップルもいるのです。やはり身の丈にあったライフスタイルを知ることが堅実なのかもしれません。
参考記事:
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