これから富裕層を目指す人は、運に頼る勝負をしてはいけません。着実に資産を増やす戦略の立て方を学ぶ必要があります。そのためには、まず世間一般の常識を疑うことが大事です。
たとえば株式市場で勝ち続ける投資家を、じゃんけんにたとえて運によるものだという意見があります。これは千人がじゃんけんでトーナメント戦を行えば、必ず最後に勝ち残る人が出るという考え方です。もちろん、この考え方は間違っています。
株式市場では資金を失い退場した投資家に代わり、常に新たなプレイヤーが参入します。その中で勝ち続けることは、運では説明できません。ここは、勝ち続ける人は何かしらのスキルを持っていると考えるのが妥当でしょう。
世の中にはチャンスはいくらでもありますし、リスクとリターンが生まれるものに関しては、戦略を持ち込むチャンスもあります。リスクを恐れてリターンを放棄するのは明らかに間違いです。
たとえば起業について説明します。総務省の企業統計調査によると、公表しているいずれの年においても開業数より廃業数が上回っています。つまり起業しても廃業する可能性が高いというわけです。特に東商リサーチによる負債総額1,000万円を超える倒産件数は、ぜひチェックしていただきたいと思います。廃業により損失を被る従業員や取引先がどれほど多いかということです。
これは間違いなく、起業には廃業というリスクが伴うことを意味します。世の中にはリスク=避けるものという認識もありますが、それが正しいのであれば起業はすべきではないということになります。
もちろん、起業によって成功をおさめる人は多くいますし、それは決して運の良さだけによるものではありません。そこには何らかの戦略があると考えるのが妥当です。
富裕層になるには勝率の高い戦略が必要
富裕層を目指すならば何かしらの勝負は必要です。しかしその勝負は決して一か八かのギャンブルではなく、勝率の高い戦略をもったものでなければいけません。
戦略を作るためには、勝負したい分野の成功ルール学び、研究することが必要になるでしょう。そこにきっと、何かしらの勝機は見えてくるはずです。
戦略を作るためには、勝負したい分野の成功ルール学び、研究することが必要になるでしょう。そこにきっと、何かしらの勝機は見えてくるはずです。