もうひとつ、メモ習慣として取り入れたいのが、やりたいことや理想を無限にメモしていく“夢のスケッチ”です。
これまでファイナンシャルプランナーとして多くの人の相談に乗ってきましたが、その中で感じることは「人は意外と、夢を言語化できない」ということです。「あなたの夢は何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられる人は少数派。それから、夢というと、人生すべてがそこに向かっていくような大きなものでなければならないという先入観を持っている人も多いように感じます。そのせいか、「特に夢といえるほどのものはないんです」と控えめな回答が返ってくることもめずらしくありません。
これまでファイナンシャルプランナーとして多くの人の相談に乗ってきましたが、その中で感じることは「人は意外と、夢を言語化できない」ということです。「あなたの夢は何ですか?」と聞かれて、すぐに答えられる人は少数派。それから、夢というと、人生すべてがそこに向かっていくような大きなものでなければならないという先入観を持っている人も多いように感じます。そのせいか、「特に夢といえるほどのものはないんです」と控えめな回答が返ってくることもめずらしくありません。
夢だからといって、「女優になりたい」「ニューヨークに住みたい」といった、他の人に「へぇー」と思われるようなものである必要はまったくありません。むしろ、「これが人生の夢」と言葉にできるほど明確な夢を持っている人はほんの一握り。それよりは、ささやかなもの、手を伸ばせば届きそうなものをたくさん「夢」として持っておきましょう。
「あ、こんなこと私もやりたいな」「ここ、いつか行ってみたいな」「こんな女性になれたら素敵だな」と思ったら、その瞬間にそれはあなたの「夢」。街を歩いていたり、テレビや雑誌を見たり、友人から話を聞いたり。日常のいろいろなところに夢が増やせるチャンスは広がっています。
「あ、こんなこと私もやりたいな」「ここ、いつか行ってみたいな」「こんな女性になれたら素敵だな」と思ったら、その瞬間にそれはあなたの「夢」。街を歩いていたり、テレビや雑誌を見たり、友人から話を聞いたり。日常のいろいろなところに夢が増やせるチャンスは広がっています。
「着物を美しく着こなせる女性になりたい」「テレビで見た、あの離島に行ってみたい」「スーパーに行ったときにその日の気分に合ったワインを選べるようになりたい」「1回ぐらい歌舞伎を観に行ってみたい」「パラティッシの食器を揃えたい」「隅田川の花火を、ヘリコプターから見てみたい」。どんなことでもいいので、「こんなことできたらいいな」「こんなこと、やってみたいな」とワクワクするような夢を書き出してみる。書き出した数だけ、夢が増えます。
メモしなければ忘れていく憧れも、メモした瞬間に「自分の夢」になります。夢が増えるということは、夢を実現できるチャンスも増えるということ。メ理想の人生を実現するためにメモ習慣が持つパワーは無限大なのです。
(記事は、『美しく生きる女のお金の作法』から本サイトのために特別編集したものです。)
大竹のり子

ファイナンシャルプランナー、株式会社エフピーウーマン代表取締役
http://www.fpwoman.co.jp/