不動産投資は、実は女性に向いている!
「不動産投資は女性に向いている」と言う彼女。圧倒的に男性が多い世界ですが、一体どんな理由なのでしょうか?実は3つのポイントがあるのだそうです。
まず1つ目は「女性にとって安定した副収入の必要性がさらに高まると予想されるから」。自身のキャリアアップや育児、その他、離婚率も高まるなど何が起こるか分からない将来に備えて副収入を稼ぐことの重要性は高まっています。
2つ目は「株式より、女性の経験や感性を活かせるから」。特に短期的な株式投資で副収入を得ようとすると、1日中パソコンの前で世界経済や企業のニュースを動向チェックする必要があります。長期的な投資でも大きな事件などがあればすぐに損切りしなければダメな場合も。対して不動産投資は1日で価値が半分に暴落することなどまずありません。加えて入り口の物件選びが正しければ比較的ゆったり生活しながら安定した収入が見込めるため女性の生活リズムに合っているというのです。
3つ目は「賃貸管理の素質を女性は持っているから」。不動産は単なる投資対象ではなく、結局は「ここにどんな人が住むのか?住んでほしいのか?」という生活の場を選ぶということ。住環境や設備、デザインを見抜く感性は男性よりも女性の方が高く、実際に夫婦の物件選びの場合、圧倒的に男性よりも女性の意見が重要視される傾向にあるそうです。これはつまり、「男性よりも女性の方が空室のリスクを読む能力がある」とも言えるのではないでしょうか?
逢坂さん自身、不動産会社で働いた経験もなければ未だに宅建の資格さえ持っていないそうです。不動産投資は私たちが想像する以上に間口が広いのかもしれませんね。
逢坂流「攻める投資」のコツ
本書では逢坂氏が大切にする「攻めの投資」のポイントがいくつか紹介されていましたが、中でも「妥協しないこと」と「人の力を利用させてもらう事」は個人的に大いに納得できました。自分が目標に掲げた金額や理想を曲げてまで物件を購入すると後で後悔することが多くあり、契約書のチェックや賃貸管理など、出費を惜しんで何でも自分で行おうとすると失敗する。
大切なのは大胆に行動しながら、繊細に考えて投資をすること。男性だらけの不動産投資の世界で女性が上手く振る舞うことができれば夢と幸せの実現は近づくのです。
高校時代から夢を叶えるためにお金を稼ぐための行動をしてきた逢坂さん。ですが特別な高学歴というわけでもなく、宅建の資格も持っていないのには驚きました。銀行との融資を巡る駆け引きなど、興味深く楽しめる裏話もたくさん紹介されていました!
本書の内容は不動産投資の実践的なテクニックが中心ですが、全体を貫くテーマは「夢」でもあります。その原点は彼女が高校時代にアメリカ留学を希望した際、親に猛反対された経験から来ているそうです。彼女はなんと、留学の費用を全額自分で稼ごうと考えたのです。