ビジネスエリートの良習慣「体を鍛えること」はスキルの一つ

近年、貴重な時間を削ってまでもジムに通い自らの身体と徹底的に向き合うエリートビジネスマンが増えています。ニューヨークの高級ジムでは、土曜の朝8時には体を鍛える人で混み合うのだとか。できる人はなぜ体を鍛えるのでしょうか。

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2020.2.20

日本、アメリカで体を鍛えるビジネスパーソン・経営者が急増中

アメリカでは、起業家やエリートビジネスマンが筋トレをして、筋肉質な体を目指すというのは当たり前とされています。海外ドラマや映画では、早朝からビルの中にあるジムで体を鍛えてから出社する弁護士やエリート金融マンが多く登場しています。実際に、ニューヨークやロサンゼルスのビジネス街には多くのジムが会社やホテルに併設しており、朝から賑わっています。
日本でも、近年は24時間利用できるジムやパーソナルトレーナーによる個別指導が広まり、自分の都合に合わせて体を鍛えられるようになりました。例えば、サントリーホールディングスの代表取締役社長の新浪剛史氏は、15年以上もトレーニングを続けおり、その分厚い胸板で海外の社長にも見劣らないルックスで有名です。日本でも、筋トレに励んだり、フルマラソンに挑戦したりするエリートビジネスマンや起業家たちが急激に増加しています。
なぜ、これほどまでに体を鍛えることがエリートたちの習慣となっているのでしょうか。
体を鍛えることで得られるビジネスでの利点をご紹介します。

体を鍛えると着こなしに変化が現れる

体を鍛える理由の一つとして、引き締まった体になることで、見た目の印象を良くすることが挙げられます。普段から不摂生な生活をしているメタボ体型であると、自己管理もあまりできていないというマイナスの印象を相手に与えてしまうこともあります。
たとえ高級なスーツを着ても、体が鍛えられていなければ貧相に見えがちです。
例えば、大胸筋や二の腕を鍛えると、スーツにハリを与えてより立体的に体を大きく見せることができます。
太ももの筋肉が発達していれば、足腰が強くなるのはもちろん、下半身が安定し、姿勢も良くなるでしょう。どっしりとした印象で相手に安心感を与えることができます。
日頃スマホやパソコンのしすぎから猫背になってしまい、せっかくのスーツの着こなしが台無しになっている方も見かけます。筋トレで広背筋を鍛えることで、猫背が改善されることもあります。
姿勢の良さは自信の表れと受け取られることもあります。ビジネスの場では良い印象につながることは間違いありません。

体を鍛えることがメンタルの増強にもつながる

エリートビジネスマンが体を鍛える理由として、メンタルを鍛えることも挙げられます。例えば、筋トレには「この部位を鍛えよう」という目標設定があります。つまり、目標設定とそれに向けた課題をこなし達成することで、メンタル面の充実感を得ることができます。また、筋肉の変化は可視化しやすく、家族や同僚からの称賛を受けることでさらに充実度が高まります。 ビジネスの場合は、不確定要素により事業が上手くいかなかったりすることが多々あります。一方で、体を鍛えることは、やればやるだけ確実に体脂肪率や見た目の筋肉の変化が目に見えていきます。このように、自分自身の体をコントロールし、きついトレーニングをこなす強いメンタルが、ビジネスでの難題やスランプを乗り越えるパワーや忍耐力の取得につながるのです。

鍛えることで、ワークとライフが効率よく充実する

体を鍛えることは、ワークとライフ両方の充実に繋がります。1つ目の理由は、体を動かすことはコミュニケーションのきっかけになることです。会議のアイスブレイクや、日常会話で「何かスポーツをしているんですか。」「体を鍛えているんですが」など、幅広い層の人との話題を作ることができます。仕事でのコミュニケーションが円滑になり、プライベートでも付き合える仲間を作ることに繋がります。
When you have a well developed body and you’re confident, you see people bending your way, wanting to be on your side, wanting to do things for you.
―Arnold Schwarzenegger
「君の体がよく鍛錬されていて、自分に自信があれば、君のことに好意を持ち、君のそばにいたくなり、君のために何かしたいと思ってくれる人に出会うだろう」
鍛え抜かれた筋肉を持つ、アメリカの有名俳優アーノルド・シュワルツェネッガー氏も、体を鍛えることが自分の魅力を引き出し、人とのコミュニケーションを高めるという名言を複数残しています。
2つ目の理由は、体を鍛えることが、仕事のオンとオフのスイッチとして機能するためです。エリートビジネスマンや起業家は、業務時間や定量のタスクにとらわれずに、常日ごろから仕事のことを考え、休日や早朝、夜中まで仕事をしていることが少なくありません。筋トレやランニングなどをする間は、仕事から離れて頭を空っぽにでき、リフレッシュできます。また、一度頭を「無」にすることで、思考をゼロににし、仕事に戻った際に問題を俯瞰して再考することができます。
このように、仕事をする時間とリラックスする時間を自分でコントロールすることで、仕事にも集中して取り組むことができます。
「仕事が忙しいから」といってトレーニングを後回しにしてしまう人は、優先順位をつけてトレーニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。仕事の効率化につながるかもしれません。

体を鍛えることで、成功を引き寄せる!

人間誰もが健康な状態であるほど前向きな気持ちになれます。前述の通り、バイタリティ溢れるビジネスパーソンほど、周囲へ良い印象や影響を与えます。
体を鍛えることは、ビジネスパーソンの精神力と体力、そして魅力をアップさせるために必要なビジネススキルのひとつでしょう。仕事、プライベートを充実させるために、トレーニングに挑戦してみてください。
Ayana. I

Ayana. I

フリーランスライター・翻訳家 国内大学院にて政治学を研究後、百貨店勤務。現在はフリーランスとしてファッション・旅・グルメ記事の執筆、PR業務、翻訳活動を行っている。
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