2019.1.25
1. 富裕層の趣味の選び方
富裕層の趣味の選び方には、目的があることが特徴です。例えば、資産をより多く殖やしたい資産家は、資産運用そのものが趣味だったりすることもあります。
また、健康はお金では買えないといいますが、富裕層はいくらお金があっても病気だと、有効に資産活用ができないことを良く知っています。彼らは、トライアスロン、乗馬、ヨット、テニス、ゴルフ、ピラティスなどの体力づくりにもお金をかけます。
忙しい企業家やビジネスパーソンの場合は、仕事を忘れて頭をからっぽにできる時間を作れるような趣味も人気です。例えば、黒人で全米一の億万長者オプラ・ウィンフリーは超越瞑想(ヒンドゥー教に由来するマントラ瞑想法)を行っていると知られています。イギリスの実業家リチャード・ブランソンは広い海でカイトサーフィンを楽しむそうです。
2. 富裕層に人気の趣味ランキング
世界の超富裕層であるUltra High Net Worthの展望をはじめ、富裕層に特化したマーケティング・リサーチを行う米国の調査会社、ウェルスX(Wealth-X)の調査によると、以下のような結果になっています。
1位 ビジネス (56.9%)
2位 慈善活動、社会奉仕 (38.6%)
3位 スポーツ (33.0%)
4位 金融 (28.3%)
5位 教育 (17.8%)
6位 アウトドア (17.3%)
7位 話術、演説 (15.2%)
2位 慈善活動、社会奉仕 (38.6%)
3位 スポーツ (33.0%)
4位 金融 (28.3%)
5位 教育 (17.8%)
6位 アウトドア (17.3%)
7位 話術、演説 (15.2%)
1位のビジネスが趣味というところは、富裕層ならではの特徴かもしれません。仕事を趣味と捉え、プライベートの時間も没頭し、挑戦し続けているからこそ、成功を収めていると言えるのではないでしょうか。また、富裕層は既にある富の消費をするだけでなく、常に資産を拡大することを考えているからこその趣味かもしれません。
2位のチャリティは、ノブレス・オブリージュという、富める者には社会に還元していく義務があるという考え方を持つ富裕層が多いことが理由ではないでしょうか。ハリウッドスターなどセレブリティも、大規模なチャリティを行うことで知られていますね。
3位のスポーツは、富裕層と一般の人々を比べると、趣味で行うスポーツは費用が高いものとなる傾向があります。体を動かす趣味となると、一般的には、ヨガや水泳など、設備があまり要らず一人でもコツコツ続けられるスポーツが人気ですが、富裕層は男女ともにゴルフやヨットなどを好む傾向があります。
これは、富裕層が、ゴルフやヨガなどを単なる運動の機会ととらえず、社交の場ともとらえているという特徴もあります。同じ趣味や空間を共有することで、他の富裕層とのつながりを深めて、更なる富の形成につなげているのでしょう。