2019年6月27日 更新

仕事を抱え込む前に!2つの工夫でキャパシティを広げる

仕事でミスが増えるのは、量、質ともに、キャパシティの限界が近づいているというサインです。気合でやり抜こうとしても、余計なトラブルを引き寄せるだけ。気負わず力まず、「傾聴」と「誰かに任せる技術」を心がけ、周囲の力を活用しましょう。

「誰かに任せる技術」を成功者に学ぶ

キャパオーバーに陥っている人に限って、手助けを申し出されても辞退するのはどうしてでしょう? 答えは、「自分でやった方が早い」と思い込んでいるからです
仕事を抱え込むクセがつくと、「誰かに状況を説明して分担してもらう行為」が面倒に感じます。状況を把握していないから説明できないという事実に、本人は一向に気が付いていません。
成功者の多くは、「誰かに任せる技術」に長けています。任せる技術は、丸投げする技術とは違います。たとえば松下幸之助の「任せて任さず」という言葉は、適任者に仕事を任せるが、フォローが必要なら飛んで行き、失敗したら自分が責任を持つという意味です。
失敗したら自分の責任だとしても、それでも仲間に任せてみよう! この選択こそが、人間としてのキャパシティを広げるのではないでしょうか? 実業家アンドリュー・カーネギーの言葉を紹介しましょう。
「人間は、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りるほうが、良いものが出来ると悟ったとき、その人は偉大なる成長を遂げるのである。」
カーネギーの墓標には、こうも刻まれています。「己より優れた者を周りに集めた者、ここに眠る」。

抱え込むのをやめると、周囲がよく見える

他人を理解するために傾聴を心がけ、仲間を信頼するために「誰かに任せる技術」を身につけましょう。ひとりで仕事を抱え込むのをやめたとき、あなたのキャパシティはひと回り広がっているはずです。
参考/小宮昇著『プロカウンセラーが教えるはじめての傾聴術』ナツメ社,2012年
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白戸 春 白戸 春
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