今後の日本の教育、子育てについて考える

幸せ自作人こと島津信枝です。 2013年のユニセフの調査によるとオランダが世界で一番子供が幸せな国だそうです。

2013年のユニセフの調査によるとオランダが世界で一番子供が幸せな国だそうです。
資料:先進国における子どもの幸福度

またフィンランドの教育は世界一と言う報道もありました。それぞれ確かに素晴らしいのですが外国で行われている子育てや教育の方法をそのまま今の日本の社会に取り入れられるかというとなかなか難しい点があります。

文化や風土、生活習慣、伝統などの条件がすべて違うからです。一時期日本の教育は素晴らしいと世界で絶賛された時期もありました。

私は日本の良いところをベースとして海外の優れたところを部分的に取り込む、すなわち明治以来日本人が行ってきた方法が日本人にとって一番相性が良いと思います。

海外で良いとされていることに飛びついてそれを全面的に取り入れようとしても日本の社会の土壌に合わなければ失敗する可能性が高いでしょう。

日本文化の良いところを大切にすべき

ところで日本贔屓の外国人が皮肉交じりに言っていることの中に、「日本の良いところを一番知らないのは日本人だ」という指摘があります。

謙虚に海外の良いところを吸収しようとする柔軟な精神は日本人の優れた特質の一つですが、最近はむやみに外国の行事の物真似をしている物事が多く、奇異に感じる事があります。

例えばハロウィンなど文化的,宗教的な背景について理解せずに騒いでいるようです。

それよりももっと日本の良いところを大切にすべきでしょう。例えばかつて日本人は礼儀正しくて誠実という定評がありましたが、今もその評判を維持出来ているでしょうか。

ご近所付き合い、親戚付き合いはどうでしょうか。面倒くさい面もありますが日本人は人付き合いを大切にしてきました。今は気楽だけれど孤独な人が増えているようです。

また、私の子供の頃は年齢差のある子供同士が一緒によく遊びました。たいていはその中のとしかさの子がリーダーとなって大人の介在なしでも楽しく遊ぶことができました。

小さな子供は年上の子に教えられて集団行動を学ぶことができました。残念ながら最近は学校の登校も集団登校でなく一人で登校している子供も見かけます。集団登校の良さを見直したらどうでしょうか。

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効率化ばかりではなく子供の自主性を育む指導を

もう一つ気になることとして、私の住んでいる地域では週末に野球やサッカーをしている子供達の指導を全面的に大人が行っています。

確かに大人がシステマティックに指導をした方が、効率は良いかもしれませんが大人の指示がなくては何も出来ない子供が増えてしまわないかと心配です。

空き地でボールを蹴って遊んでいる子供の中からスーパースターが育つ南米の例もありますので、子供達の自主性についても考えるべきと思います。

では 今日はこの辺で。

【前回の記事はこちら】
脳の老化の原因になる「脳過労」とは!?
子育てにおいて大切な大人の役割
「時間にとらわれないゆとりある暮らし」を考える

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