村上:最後の全日本は母も、父も、姉もみんな来てくれました。そこで父が泣いている姿を見てすごく驚きましたね。あとで会場に来てくれた友達に聞いたのですが、母も泣いていたそうです。お互いケンカして泣くことはあるのですが、感動して泣く姿は見たことが無かったので、これもびっくりしました。そのことを本人に聞いたら「いや、泣いてないよ」と言っていましたれけど(笑)。
第二の人生に挑戦中。いま大切にしている事。
STAGE編集部:バラエティ番組などに活躍の場を広げていますが、今感じている事は?
村上:スケートとは違う面白さを感じています。どちらも失敗するのは怖いですが、4分間のために何か月も準備してきて一発勝負、ミスしたら終わりというスケートの方が苦しいです。逆に、テレビはチャレンジをすれば、失敗してもそれが逆に良かったりすることもあるので、とにかく「一回やってみる」ということをすごく大切にしています。
何か新しい分野に興味を持ったとき、わくわくする一方で怖い部分もあると思うのですが、やってみないと本当に自分に合っているか、合っていないか分からないと思うのです。だから、とにかく飛び込む。そうしたら意外と自然に入り込んでいけたり、今しかできないことだったりするので、やりたいと思ったら絶対やるべきだと思います。
そしてやっぱり「あきらめない」ということ。自分自身オリンピックシーズンに、絶対に無理だと思われた中で最後まで信じて頑張ったらこそ切符をつかむことができたので、この言葉は本当に大切にしています。
村上佳菜子さんにとってお金とは?
村上:「お金とは、自分を高める材料」。
STAGE編集部:「お金とは、自分を高める材料」。その心は?
村上:まだお金の管理をはじめて2年目なので、探り探り「ここはお金をかけるべきなんだ」というのを勉強している最中ですが、将来自分が新しいことに挑戦したくなった時、それができない環境にいないようにしようと意識しています。
「お金とは、自分を高める材料。(村上佳菜子)」