2019年1月4日 更新

Omise長谷川氏ブロックチェーン技術で起業家ランキング9位に 

経済誌Forbes JAPAN日本の起業家ランキング2019で日本を動かす起業家20名に選ばれた長谷川潤氏。2度の起業と、仮想通貨OmiseGOの発行を経て、2018年12月7日にブロックチェーン関連の新会社BUIDL(ビルド)を設立。さらに注目を集めています。

gettyimages (28028)

ライフログサービス「LIFEmee」で独立起業

gettyimages (28010)

決済サービス企業「Omise(オミセ)」を創業し、その代表を務める長谷川潤氏は1981年生まれの37歳。神奈川県川崎市の出身です。高校生卒業後、1999年にアメリカに留学。そのままフリーランスのデザイナー、システム開発者としてアメリカで仕事をしました。
日本に帰国すると広告代理店に勤務し、大手通信会社のシステム開発や広告デザインなどを手がけた後、「ライフログサービス」の開発に着手します。ライフログは、個人の日常の生活や行動、体験を映像や音声などデジタルデータとして記録(ログ)していくものです。長谷川氏は2008年に独立して「LIFEmee Inc.」を東京で創業しました。
人生をゆりかごから墓場までオンラインで記録する「LIFEmee」は、フェイスブックより早い時期に「タイムライン」機能を搭載。アメリカのITニュースサイトTechcrunch主催のイベント「Techcrunch50 2009」でファイナリストに残るほど高い評価を得ています。
ライフログサービスに続き日本でクーポンサービスの開発を手がけましたが、これは起業することなく大手カフェチェーンに売却するという「エグジット」を選択しています。

日本でなくタイで「Omise」を起業した理由

gettyimages (28012)

そんな長谷川氏ですが、2013年にタイの首都バンコクを拠点に「Omise Co.,Ltd.」を創業しました。なぜ日本ではなく東南アジアのタイでスタートアップしたのでしょうか。それについて長谷川氏はこう言っています。
「理由は簡単で、東南アジアはこれからますます伸びていくと感じたからです」
とはいえ、親しい人には「自分に日本での起業は向いてない」ともらしていたようです。
長谷川氏はタイとは不思議に縁がありました。Omiseの共同創業者Ezra Don Harinsut(Donne)氏とはアメリカ留学時代に知りあいましたが、彼はタイ出身で、タイとニュージーランドのハーフです。また、独立・起業前からタイとはビジネス上で関わりがあり、その経験や知識、個人的なコネクションがありました。そのため、「これから東南アジアの時代がくる!」と日本と全く異なる環境でビジネスを始めても、それほど不安ではなかったといいます。
Omiseは決済サービスを提供する、今で言う「フィンテック」企業で、タイ、シンガポール、インドネシア、日本でオンライン決済プラットフォーム「Omise Payment」を展開しています。2017年に「デジタル・スタートアップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞してタイ政府から表彰され、今やタイで最も有名なスタートアップ企業です。
時代を先取りし、タイやインドネシアの財閥から出資を受け資金調達も順調ですが、そうなるまで何度も苦しい思いをしたそうで、病院に6回も担ぎ込まれたと長谷川氏は話しています。異国での起業には、やはりそれなりの苦労があったようです。
24 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

起業家を助ける「エンジェル投資家」はどこにいる?探し方や注意点は

起業家を助ける「エンジェル投資家」はどこにいる?探し方や注意点は

資金を出して起業志望者を手助けする「エンジェル投資家」はどこにいるのでしょうか?どこを探せば見つかるのでしょうか?もし見つかって「資金を出すよ」と言われても、それが本当に信用できる人物なのかどうか、どう判断すればいいのでしょうか?
お金 |
不動産市場が低迷期に入る初期の兆候

不動産市場が低迷期に入る初期の兆候

近年、不動産投資がブームであったのは、地方銀行が金融緩和により溢れたマネーをリスク度外視で不動産投資を始める人々に融資してきたからです。
家では質素がお金持ちの生活スタイル?時間と自分には投資

家では質素がお金持ちの生活スタイル?時間と自分には投資

お金持ちの家ほど、プライベートでの生活は質素な傾向です。お金持ちに対するイメージである、高級車を複数台乗り回し、ブランド物を身に纏い、異性と派手に遊んでいるようなタイプは主流派ではありません。本物のお金持ちは、投資は時間と自分に向けるものだからです。
仕事ができる人の時間の作り方|自分時間を確保して自己投資!

仕事ができる人の時間の作り方|自分時間を確保して自己投資!

時間の作り方が分からず、眼前の仕事をこなすだけで精一杯になっていませんか。終身雇用も年功序列も姿を消し、ビジネスパーソンも自己投資なしには生き残れない現状です。副業や勉強をしたくても、時間の作り方が分からず途方に暮れている方にこそ読んでいただきたい記事です。
資産を10倍に増やす堅実な投資スタイルとは(前編)

資産を10倍に増やす堅実な投資スタイルとは(前編)

私の基本的な投資スタンスについては、2007年に出版した『株式市場「強者」の論理』という著書のなかの「長期的な計画を立てる」という項目のなかで、その原型ともいえる文章を書いております。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部