三木谷浩史(楽天)、柳井正(ファーストリテイリング)の名言に富裕層となるヒントがある

お金

貯金や株式といった資産の額から借金を引いたものを準金融資産といい、この準金融資産が1億円以上ある人たちが一般的に富裕層と言われています。日本の世帯数はおよそ6000万弱ほどあり、そのうち富裕層にあたるのはこのうちの約100万世帯になります。これをパーセンテージに直してみると全体の約1.6%になります。

2018.2.7

日本の富裕層は人口の1.6%。ここに入るのは至難の業?

こうしてパーセンテージを見てみると、ごくわずかに感じられ、自分には難しいと思う人も多いのではないでしょうか? しかし、そう思ってしまったら富裕層になる可能性はゼロになってしまいます。誰でも富裕層になれる可能性を秘めているのです。自分には難しいと思う人たちは、富裕層となる人の特徴を研究することから始めてみませんか。

富裕層となった人物の名言から得られるもの

①三木谷浩史(楽天株式会社 創業者・代表取締役会長兼社長)

『大事なのは現実を直視すること。つまずいたら出直せばいい。そういうダイナミズムがなければ、この時代を生き抜いてはいけないと僕は思う』
仕事に対して理想を持つことはもちろん大事です。将来こうなりたい、あれがしたいとたくさん理想があることでしょう。しかし、理想だけ見ているのでは前に進みません。大きな理想を掲げた場合でも、目の前の現実を見つめて課題に分解し、小さな課題解決を積み重ねることが必要になります。三木谷氏は、こうも言っています。
『夢と現実は違うなどという皮肉に惑わされてはいけない。それは、夢を現実に変える努力を怠った人間の、苦し紛れの言い訳に過ぎない。』
三木谷氏にとって理想はすべて現実に変えるべきもの。エリート家系(父が神戸大学名誉教授、母が帰国子女のキャリアウーマン)に生まれ、幼少からリーダーシップ教育を受けたことでしょう。自己研鑽を怠らず、自分にも他人にも厳しいと言われる三木谷氏らしい言葉です。理想を持ったら自分事にすることが大事ですね。

②柳井正(ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長)

『まず実行すること。そして実行しながら考えることです。実行してみて、計画と現実が違ったら、その時点でいかに早く対応するかが大事です』
失敗を防ぐためには確かに慎重に考えることも必要です。しかし、慎重になり、机上でいくら議論をしたところで、現実は何も変わらないし、何も始まらないのです。ビジネスシーンではスピードも重要になる場面がどんどん増えています。実行して仮に失敗したとしてもいくらでもやり直すことはできます。また同じ失敗でも早く失敗するほうが、早い段階でのちの自身の成長につなげる事ができるのではないでしょうか?失敗を恐れず、まずはやってみるという決断力と実行力が大切になります。そして、AI時代においては、型にはまらない思考こそが、人間の価値になっていきます。ひらめき・直感とは、幼い頃から培われた知識と思考と、未知の体験がクロスするときに瞬間的に訪れます。あなたの価値がそこに詰まっているのです。柳氏は、大変な読書家で知られています。膨大な知識と、ひらめきを現実にする力が備っているからこそ、一代で街の洋品店をグローバルカンパニーへと築き上げることができたのでしょう。

まとめ

成功している人物の名言を読み取ると、いくつか特徴が見えてきました。
・しっかりと現実を見て考える力
・やってみるという決断力と実行力
・人には負けないアイディアのひらめき・想像力
この特徴は三木谷浩史氏・柳井正氏だけでなく、他の成功した人物に多く見られる特徴です。富裕層となる人の特徴を知って、その思考をまねてみるところから始めましょう。理想を叶える道筋が見えてくるかもしれません。
佐々木 愛花(まなか)

佐々木 愛花(まなか)

子育てをしながらライターのお仕事をさせてもらっています!まだまだ新米ライターですが頑張ります。
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