2019年8月5日 更新

心が疲れたときに試したいブッダの合理的思考法とは?

忙しい毎日において、気がつくと心が疲れきってしまい、汚れているような感覚になることがあります。もっと、クリアな心と思考で生きて生きたいものです。 草薙龍瞬著『CLEANこころを洗う技術』 より、仏教の智慧をベースにした心の汚れを洗い流すものの見方をご紹介します。

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2019.7.30

心の汚れを洗い流す

心を洗うとは、聞き慣れない言葉かもしれませんが、仏教の世界では、古くから生活の基本として大事にしてきました。
3ページより引用
僧侶であり、興道の里代表の著者は、中学中退後に16歳で家出して上京したという経験を持つ人物です。大検を経て東京大学法学部卒業後は政策シンクタンク等で働き、30代半ばで得度出家。ミャンマー国立大学専修課程を終了後は、インドで社会改善NGOなどを運営。日本では、宗派に属さずに「合理的な方法としての仏教」を伝える活動などをしています。
異色の経歴を持つ著者ですが、「こころを洗う技術があれば、どんな日々も快適に過ごしていける」と語っています。
「もっと思いのままに生きられたら」といった心の渇きや満たされない思いを、誰もが抱いたことがあるでしょう。すっきりしない思いは、放っておくとどんどん溜まってしまう、いわば心の汚れのようなものであるといいます。
体の汚れを落とすように、心の汚れも洗い流せば良いという著者。曇らせて重くしている汚れを洗い流し、一切の満たされなさから心を解放する。晴れ渡ったクリーンな心に近づいていくための方法が、本著にはまとめられているのだとか。
仏教の智慧をベースにした、心を洗うという考え方をぜひ知りたいものです。
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行動をラベリングして心を洗う

心を汚し、無用の苦しみを作り出している、心の動きを止めなければいけません。その最初の作業は、すでに少し触れましたが、〝気づく〟こと。
30ページより引用
まず、一番最初にすべきことは、「心が汚れている」ことに気づくことであると、仏教においてブッダは教えています。たしかに、何かにとらわれてしまっている心の状態では、正しい物事の理解を得ることは難しいものです。
そこで、特効薬となるのが「ラベリング」であると著者はいいます。ラベリングとは、言葉を使って客観的に、今、自分がしていること、やろうとしていることを確認することなのだとか。
理想は、「やる前に確認、やっている最中に確認、やった後に確認」。たとえば、歩いているときには「私は今、歩いている」と認識したり、パソコン作業をするときには「作業を始めます」と確認する。
自分は今、何をしようとしているのか、何をしているのか、何をしたのかをきっちりと自覚することが大事なようです。
このような確認を本気で一つ一つやっていくと、結構疲れてしまいます。ごく短い時間、単純な事実さえ確認し続けられないということは、日頃、それだけ無駄なことを考えて、注意力が散漫になっているということになります。つまり、ぼんやりとしていて、今を真剣に生きていないということにつながります。クリアではない心の状態となり、過去に戻ったり、動揺したりして心の汚れを一層増やしてしまうことになるようです。
自分の状況を客観的に理解し、自覚するということは、心を洗うための大事なスキルになるといえそうです。
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