成功者に共通のお金に関する習慣は3つ?生きた使い方こそ全て

成功者のお金に関する習慣と聞いて、何をイメージしますか。長財布を使うことでしょうか、それとも海外投資をすることでしょうか。成功者に共通したお金の習慣は、実際にはもっと本質的で、シンプルなものです。一言で表せば、「生きたお金の使い方をする、」これに尽きます。

2019.4.11

【成功者に共通のお金に関する習慣】その1:自身や家族への投資を惜しまない

成功者に共通のお金に関する習慣を突き詰めれば、たった3つに集約できます。お金に関する習慣の筆頭は、「自身や家族への投資を惜しまないこと」です。自身や家族の能力を伸ばし、将来のチャンスを拡げるために、お金と工数を使うことを惜しまないのですね。セミナーや講演会への参加や、子弟に良い教育環境を与えるなど直接的なものだけではなく、人脈作りやリフレッシュ、健康作り、自分の時間を作り出すための投資も含まれます。成功者ほど、生きたお金の使い方をする習慣を持っています。
そもそものお話、ほとんどの成功者は生来の好奇心が旺盛で、勤勉なことも特徴です。常に未知のことを知ろうと貪欲ですし、自身の能力向上のための研鑽を続けているものです。現代は不確実性の高い時代ですが、いたずらに将来について不安を抱くよりも、勉強したり、人脈を作ったりして自身に投資することこそが有効です。結果的に、お金や仕事に対する将来の不安を拭い去ることが可能になるからですね。
加えて、絶えず自身を高める習慣を持つ人間は、それに見合うお金・仕事に出遭う確率が大きく高まります。成功者は、「チャンスとは人間と共にやって来るもの、」ということを肌感覚で理解しています。このため、成功者ほどReputation(社会での評判・評価)を気にかけますし、他人との縁を大切にする習慣を持っています。まさに、「人脈こそ宝」であり、これぞと言う人脈のメンテナンスにお金・工数を投じるのは、成功者にとっては自己投資でもある訳ですね。

【成功者に共通のお金に関する習慣】その2:お金を粗末に扱わず有効活用する

「成功者ほどお金にケチ!」などと、市井では思われているフシがあります。本物の成功者は吝嗇家(ケチ)ではありませんが、無意味なことにはお金を使わない習慣を身に付けていることは確かです。成功者ほどお金の有難味、そしてツールとしての有効性を十分に理解しているからです。成功者ほど、お金を粗末には扱わず、生きた使い方をする習慣を持っています。見栄や無意味なことにお金を浪費しないことは、ここから来る行動様式です。
高価でも良質なものを買って長く、メンテナンスしながら使うことや、必要ならば、それなりの対価を払っても専門家・プロフェッショナルの知見を起用することなどは、成功者には共通する特徴です。街歩きの途中で見付けた100万円単位の高級腕時計でも、本人が心から気に入り、その価格(コストパフォーマンス)が納得できるものであれば、その場でアッサリ購入を決めてしまったりもします(クレジットカードでの一括払い)。適切なメンテナンスさえすれば、子や孫に引き継がせることも可能な逸品だからです。
また、成功者になるためには、いくら年収が高くとも、1ヶ所からお金を稼いでいるだけでは不十分です。有望な金融商品や不動産への投資、将来性のあるベンチャービジネスへの投資などを通じ、複数の収入源を確保しておくことも、お金を大切にする成功者の習慣が顕著に現れている例でしょう。何よりも成功者にとって、生きたお金の使い方をすることは、血肉になっている習慣とも呼べるものです。

【成功者に共通のお金に関する習慣】その3:お金の動きを常に把握している

何より、成功者はお金の動き敏感なことも共通点です。定期的に自身の収支をチェックすることを習慣とし、ローン返済や通信費、光熱費、税金、保険料などを項目別にチェック・見直しをすることで、無駄な出費を極力減らすための手を打っているのが一般的です。言わずもがな、転職時や査定時にはシッカリ待遇面の交渉をし、自分のパフォーマンスに見合った収入アップに繋げる行動をとります。
他方、成功者になれない人間ほど自身の収支を見直す習慣を持たず、酷い場合は支出さえまともに把握していないケースすら散見されます。また、成功者は財布の中身を常にスッキリと整理することを習慣としている場合が多いのですが、これもお金の動きを随時把握するための行動様式の1つです。お札の種類や向きを揃えたり、1日の終わりにレシートや領収書を財布から出して見直し・整理したりなど、成功者によく見られる習慣だと言えるでしょう。
この習慣により、財布の中に今いくらお金が入っているのかを即座に把握でき、1日の支出はいくらだったのかを振り返ることが可能になります。こうすれば、無駄な衝動買いを防ぐのに有効である他、誤って相手にお金を多めに渡してしまうことなどを防ぐことにも繋がります。その上、素早くお札を種類別に揃えて渡すことができるので、スマートな支払いが可能になり、相手や相手のサービスに対する敬意をも示すことができるのですね。
Kenneth S

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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