2019年7月13日 更新

【書評】仮想通貨とは、信用の新たなる形である『仮想通貨3.0』

2014年に発生したマウントゴックス事件。当時世界最大だったビットコイン取引所マウントゴックスで75万BTC(当時レートで約480億円)と顧客の資金だった28億円を消失する事件が発生した。

2014年に発生したマウントゴックス事件。当時世界最大だったビットコイン取引所マウントゴックスで75万BTC(当時レートで約480億円)と顧客の資金だった28億円を消失する事件が発生した。当時のCEOマルク・カルプレスが当時何が起きたのか、また仮想通貨のこれからを事件当事者ならではの目線で説いてくれる。

これまでの仮想通貨本はこれからは仮想通貨が熱い! まだまだこれからだ!など読者に仮想通貨の知識を与え是非仮想通貨にチャレンジしてほしいといった内容が多かったが、著書は仮想通貨の"リスク"について深く説いている。

著者は仮想通貨の未来が良い方向へ進んでくれるよう願ってはいるが、楽観視はしていない。様々な問題点をクリアして本当の仮想通貨時代が訪れるのではないかという観点は著者の強い想いと願いが感じられる。

既に仮想通貨を持っている方、これから所有を考えている方、双方にメリットのある著書ではないだろうか。他の仮想通貨本とはまた違った目線で仮想通貨の真実に迫っているので、仮想通貨に関する本を何冊か読んだ方にもおすすめ。

現段階で仮想通貨の種類は2000種類を超えている。新たに始まる通貨もあれば終わっていく通貨も存在する。どの仮想通貨が生き残るかも分からない。「仮想通貨は終わった」という声も多く聞く。しかし、仮想通貨は新たな信用の形でありこれからの通貨を大きく変えるツールである事は間違いない。 まだまだ発展途上であるこの通貨を少しでも理解する事は、今後訪れる大きな変化に対応するための大きな武器になるかもしれない。

仮想通貨3.0

仮想通貨3.0

HIU公式書評ブログ

堀江貴文イノベーション大学校(通称HIU)公式の書評ブログです。様々なHIUメンバーの書評を毎日更新中。 http://bookrev.horiemon.com
3 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

手にしたお金を幸せなものにする Happy Moneyの作り方

手にしたお金を幸せなものにする Happy Moneyの作り方

世の中には、いいお金とあまりよくないお金の二種類があるようです。自分が手にしたお金や出しているお金は、はたしてどちらであるといえるのでしょうか。 KenHonda著『一瞬で人生を変えるお金の秘密happy money』 より、過去を見つめ直してより良い未来に向かうHappy Moneyを作り出す考え方をご紹介します。
お金 |
【書評】USJは、世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ

【書評】USJは、世界最高のエンターテイメントを集めたセレクトショップ

USJはハリウッド映画のテーマパークとしてオープンし、当初は世界中のどのテーマパークよりも早く、来場者数1000万人を突破したそうだ。評者も、映画好きのため映画の世界を実体験したいと思い、オープン当初に足を運んだ。
なぜ働き、何を大切にするのか|元スターバックスCEOが教える働く理由

なぜ働き、何を大切にするのか|元スターバックスCEOが教える働く理由

昨今、働き方やスタイルに何かと注目が集まりがちです。しかし、自分が行なっているビジネスにはどんなミッションがあり、それを通じてどう生きていくのかといったことが置き去りになっているのかもしれません。 岩田松雄著『MISSION』 より、人は何のために働き、何を大切にすべきなのかという考え方をご紹介します。
思考を循環させていく

思考を循環させていく

自分の「我」や「未熟なこだわり」を捨て、結果を出している人のアドバイスを素直に聞いてそのまま行動する、これが「流される力」=信託思考です。より多くの人に流されることで、速く成長し、人生の成功を手にできます。泉正人著「流される力」より定期連載スタート。
【書評】すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる

【書評】すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなる

一見無駄に思えることに面白さを見出だし、続けていくことにより一生の財産になる。本書は、一生の財産を養うための勉強法、また好きな分野、得意な分野をみつけて伸ばす。大人のための学習について提案している。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部