2019年2月15日 更新

〈グローバー〉ミュージシャンという仕事とお金、挑んだ卒論……壁は「課題の分離」で乗り越える

「お金とは、太陽(グローバー)」

グローバー:それでテレビとかに出してもらったりしたんですが、自分のどこかで「これは音楽をやるために頑張っている」と心のブレーキを踏んでいるんですよね。だから勝手に辛くて苦しい気持ちになっていたんですけど、それがいつの間にか変わってきたんですよ。
その時は自分が一番好きでやりたいことである音楽が優先順位の1番であり続けていたんです。でも普段自分が一番心がリラックスできて気持ち良く過ごしている時というのは、やっぱり家族をしっかり守っていると思えている時なんですよね。つまり自分がどうこうじゃなく、自分の妻と子供がとにかくハッピーでいることを一生懸命考えておけば、自分のハッピーは後からついてくると。結局、自分が何をやりたいかとか自分のことって自分が一番わかってないから、自分のことを全く考えなくなって、すごく気持ちが楽になりました。
STAGE編集部:逆説的だが、自分のことではなく家族のことを考えて生きることが、結果として自分のためになったという。
グローバー:迷っているときって、いろんな人の本を読んで、自分のことをよく知ろうと言われて、また考えて…そういうことをやっているうちは、僕は駄目だったですよね。

誰かを愛して、誰かのことをよくしようとやっていくと、結果的に自分が良くなっていったんですね。だから何か新しいことをやろうという時も自分のことを考えているのは、まだブレーキを踏んでいる状態なんですよ。だから、自分がどう思っているかなんてどうだっていいやってなって、直感でバンッとアクセル踏んでハンドルを切るように…。例えばJ-WAVE でニュース番組をやるんだったら、もうやると決めて一生懸命勉強して言葉遣いを覚えて、目の前のことに集中するだけ。そうすることでいろんなことがうまく回り始めました。

グローバーさんにとってお金とは?

グローバー:「お金とは太陽」ですね。
STAGE編集部:「お金とは太陽」である。その心は?
グローバー:やっぱりお日様が出ていた方がポカポカして助かるんですよね。お日様が出ていないとやっぱり寒くて身も縮まって、本当に困る。ただ、だからといってそればかりを見ちゃう、直視しちゃうと、今度は目がくらんでしまう。
やっぱり人間は太陽めがけて生きられないですよね。ちょっと背中で感じながら、日向もあるし日陰もあるし、というぐらいの気持ちで歩いていくのがいいと思います。
音楽を頑張っている子たちには、僕も頑張っている最中ですけど、ちょっとでもいいから日向を探して、いいモノを作って欲しいなと思います。

「お金とは、太陽(グローバー)」
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