私がおすすめのパトロン系サービスは、芸術家を継続的に支援するプラットフォーム「mecelo」です。月額制のパートナープラン(100円単位から可能)に申し込むと、リターン(お返し)として作品(ポストカードや壁紙など)がもらえます。
mecelo
https://mecelo.com/
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一方「pixivFANBOX」は、セミプロとプロが入り乱れる独特の醍醐味が味わえます。月額制の支援と作品のリターンという仕組みはmeceloと同じですが、イラスト、マンガ、小説、音楽作品やゲームコンテンツまであります。
Twitterでよく見かける4コマ漫画の作者、インスタグラムで人気のイラストレーターなど、「あれ?この人、知ってる!」というケースも多いでしょう。コミュニティとしての機能が高く、支援者向けの限定コンテンツやクローズドの交流を楽しむ権利なども、リターンに含まれます。
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パトロン・メセナ・タニマチの定義、解釈について
ところで、「パトロン」の定義・解釈について知っていますか?
また、近年よく耳にする「メセナ」、日本に昔からある「タニマチ」という言葉について、それぞれの定義や解釈をざっくり整理します。
また、近年よく耳にする「メセナ」、日本に昔からある「タニマチ」という言葉について、それぞれの定義や解釈をざっくり整理します。
パトロン
パトロン(正確にはフランス語のパトロナージュ)は、気に入ったクリエイターが活動を継続できるよう、経済的な援助をする行為や人物を指します。
メセナ
メセナは、企業が「即効的な販売促進・広告宣伝効果を求めるのではなく、社会貢献の一環として行う芸術文化支援」を行うことです。日本では、1990年に企業メセナ協議会が発足しました(個人の活動は当てはまりません)。
スポンサーは、メセナの定義から言葉を借りると、「即効的な販売促進や広告宣伝効果を求める活動」です。大きなロゴを入れたユニフォームが代表的な例でしょう。
タニマチ
商売の広告宣伝効果は期待せず、社会貢献の一環という大義名分もない。ただひたすらに「自分のひいき」をスターにしたいのがタニマチ。相撲、歌舞伎、文楽といった古典芸能の発展には欠かせませんでした。
最後に
「伸びしろを感じるクリエイター」を見守る贅沢を、あなたも味わってみてはいかがでしょうか? その支援が、将来的に芸術文化の発展につながるかもしれません。