その上、取引市場も実質存在するリゾートトラスト社の会員権の価格などは、概ね1,000万〜3,000万円台で設定されていることが多いようです。これでは、高年収でも給与所得者の立場では、おいそれと手を出し難いのが実態でしょう。加えて、会員制リゾートホテルの多くが風光明媚な自然の中に設けられているにも関わらず、なぜか会議室やセミナールームが備え付けられている物件が多いものです。
このことは、会員制リゾートホテルを利用する富裕層には、ある種のビジネスのアリバイ作り的な面が必要であることも、否定できないかも知れません。もちろん、会員制リゾートホテルに集う富裕層同士で、現実にビジネス関連の情報交換も折に触れて行われ、新しいビジネスに結び付いているケースもあろうことは、容易に想像がつきますね。会員制リゾートホテルと富裕層のビジネスとは、相性の良い組み合わせだとも言えそうです。
富裕層が別荘を持つ意味とは?過ごし方や目的は参考になる

富裕層が別荘を持つのには、単なるステイタスを超えた意味があります。夏の軽井沢や那須を訪れると、一見の観光客ではない別荘族を目にしますね。富裕層が別荘のある生活を望むのは、富裕層ならではのニーズ・悩みへの対処という具体的な理由もあるのです。