日本の伝統文化を学べる場は意外に多い
「日本伝統文化伝承師」というNPO法人の職業技能専門教育研究機構が認定する民間資格があります。スクールで所定のカリキュラムを修了すると認定されるというものですが、「衣食住」「芸能」「芸道」「伝統行事」の4つのカテゴリーにわたって幅広く学び、最終的に誰かに教えられるようになることを目指します。これも広く浅い知識が求められていて、たとえば戦国武将や幕末や忍者に詳しいだけの歴史マニアの人では取れないような資格です。資格取得の対象として、文化庁開催の伝統文化親子教室のような場で青少年の教育にたずさわるような人や、通訳、観光ガイド、日本語教師のような外国人に接するような人を想定しています。
総合的な日本伝統文化伝承師の養成コースは50万円近い費用がかかりますが、大学や自治体やカルチャースクール、博物館や美術館、神社や寺院などが開いている個々の伝統文化の講座なら、費用もリーズナブルです。探してみれば意外に多くの教室があります。NHKや放送大学などのテレビ、ラジオの講座や、eラーニングの講座もあります。
「歌舞伎の見方」「浮世絵の鑑賞法」「○○焼の歴史」のような初心者向きのライトなものでも、外国人に日本の伝統文化を紹介する時には役に立つでしょう。その道の師範や専門家を目指すわけではないので、知識は「広く、浅く」身につけることがポイントです。
ボランティア休暇制度はどんな活動でも取れる? 人気があるのは?
大企業の半数が導入する「ボランティア休暇制度」を知っていますか?社員がボランティア活動のためにとった休暇を、会社が有給休暇とは別枠で有給扱いにする制度です。企業の導入事例や、どんな奉仕活動をする人が多いのか、人気のボランティア事例を紹介します。